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「もったいない」から、改善は始まる。

2021.12.03

ものづくりの現場では、「もう少し良くできたのではないか」と感じる場面があります。

加工時間。

材料の使い方。

段取り。

確認方法。

情報の伝え方。

大きな問題ではなくても、小さな無駄や手戻りが積み重なると、全体の効率や品質に影響してきます。

(株)アリスでは、そうした状態を見たときに感じる「もったいない」という感覚を大切にしています。

せっかく経験したのに、次の仕事へ活かさないのはもったいない。

一度起きた失敗を、同じ形でもう一度繰り返すのはもったいない。

うまくいった方法があるのに、理由を整理せず忘れてしまうのももったいない。

昨日までの仕事の中には、今日を少し良くするための材料が必ずあります。

研究開発や開発試作では、一度の製作ですべてが決まるとは限りません。

まず形にしてみる。

寸法を確認する。

組み付けてみる。

実際に動かしてみる。

その結果を見ながら、次の仕様や加工方法を考えていきます。

例えば、想定より材料が変形したのであれば、固定方法や加工順序を見直します。

仕上がりは良くても時間がかかりすぎたのであれば、同じ品質を保ちながら工程を短くできないか考えます。

組み立てにくかったのであれば、加工精度だけでなく形状そのものを見直すこともあります。

一つの結果を「できた」「できなかった」で終わらせず、次の判断材料に変えることが大切です。

改善というと、大きな設備投資や新しい仕組みを想像するかもしれません。

しかし、実際の現場では、もっと小さなところから始まることも多くあります。

工具の置き場所を変える。

確認する順番を変える。

図面の注意点を分かりやすくする。

加工途中で一度測定する。

同じ情報を何度も探さなくて済むように整理する。

一つひとつは小さな変化でも、それを続けることで仕事の精度や進めやすさは変わっていきます。

(株)アリスでは、昨日とまったく同じ仕事を繰り返すだけではなく、「何か一つでも良くできないか」と考えることを大切にしています。

大きく変える必要はありません。

昨日の経験を無駄にせず、今日の仕事へ一つ活かす。

「もったいない」と感じたところを、そのままにしない。

その小さな積み重ねが、研究開発から生産現場までを支える、より良いものづくりにつながると考えています。

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