自分の仕事の順番は、次の人の仕事にもつながっている。
優先順位を考えるとき、自分にとって急いでいる仕事だけを見てしまうことがあります。
でも、会社の仕事は一人だけで完結しているわけではありません。
自分が一つ確認しなければ、次の人が仕事を始められないことがあります。
自分が一つ連絡すれば、相手が先に準備を進められることもあります。
私は、仕事の順番を考えるときには、その先にいる人のことも少し見ることが大切だと思っています。
(株)アリスでは、お客様からご相談をいただき、材料を手配し、加工し、仕上げ、検査して出荷するまで、いくつもの仕事がつながっています。
例えば営業事務が材料の納期を確認することで、製造側は加工予定を決めやすくなります。
製造側が加工完了の予定を早めに伝えれば、仕上げや検査の準備ができます。
図面で分からないことを先に確認しておけば、加工を始めてから止まることを防げるかもしれません。
一つひとつは小さな行動です。
でも、自分の仕事の順番によって、周囲の動きが変わります。
逆に、自分だけの都合で仕事を進めると、後になって別の人が急がなければならなくなることもあります。
私自身も、仕事をしながら、
「自分が今これをやれば、誰が次に動けるのか」
と考えるようにしています。
もちろん、最初から会社全体の流れが見えるわけではありません。
新しい仕事を始めたときは、自分の担当だけで精一杯だと思います。
それでいいと思っています。
仕事に慣れ、前後の工程が少しずつ分かるようになると、
「これは先に渡しておこう」
「ここは早めに伝えておこう」
と気づける場面が増えてきます。
それも仕事を覚えていく一つの変化です。
(株)アリスは小さな会社なので、それぞれの仕事の距離が比較的近くあります。
だからこそ、自分の担当だけではなく、次の人が仕事をしやすい順番を考える。
そんな小さな気づきが、会社全体の仕事をスムーズにしていくのだと思っています。