EVA滑り止め部品の切削加工と試作対応
2026.04.22
機器や治具、検査装置などでは、ワークの保持や接触部の保護を目的として滑り止め部品が使用されることがあります。その際によく採用される材料の一つがEVA(エチレン酢酸ビニル共重合体)です。
EVAは柔軟性とクッション性を持ち、対象物を傷つけにくい特徴があります。また、軽量で加工しやすく、試作品や少量生産品にも適しています。
一方で、EVAは一般的な硬質樹脂とは異なり、切削時に変形しやすい材料です。寸法精度を求められる形状や細かな溝加工では、材料の圧縮や加工熱による影響を考慮する必要があります。特に薄肉形状や小型部品では、固定方法や加工条件によって仕上がりが大きく変化します。
(株)アリスでは、EVAの材料特性を踏まえながら、用途に応じた加工方法を選定しています。単純な外形加工だけでなく、位置決め用の穴加工や段差加工、他部品との組み合わせを考慮した形状にも対応しています。
開発段階では、実際に滑り止めとして十分な効果が得られるかを評価することが重要です。そのため図面上の寸法だけでなく、接触面積や圧縮量、使用環境なども含めて検討することで、より目的に合った試作品の製作につながります。
EVA滑り止め部品は一見シンプルな部品ですが、使用目的によって最適な硬度や形状は異なります。(株)アリスでは、試作から評価までを見据えながら、用途に適したEVA加工品の製作に対応しています。