ポリメチルペンテン(PMP・TPX)切削加工|透明性と耐熱性を活かした試作部品製作
ポリメチルペンテン(PMP)は、TPXとも呼ばれる透明樹脂で、高い透明性と耐熱性を兼ね備えた材料です。光線透過率はアクリルと同等、またはそれ以上とされ、融点は約220~240℃と高く、高温環境で使用される部品にも採用されています。また、耐薬品性、剥離性、ガス透過性などの特性も持ち、医療機器や分析機器、研究開発分野で使用される機会が増えています。
近年では、流体の可視化や内部の状態を確認するための透明部品として、医療機器や研究開発設備向けの試作品製作のご相談が増えています。透明性だけでなく、高温環境でも性能を維持できることから、評価用部品や実験装置部品として使用されるケースも少なくありません。
量産では射出成形用のペレットを使用することが一般的ですが、開発段階では切削加工による試作品製作が必要になります。そのため、板材や丸棒といった切削用素材の入手が重要になります。
現在、国内ではPMPの板材は流通していますが、丸棒については選択肢が限られています。(株)アリスではPMP板材を在庫しており、マシニングセンタによる試作加工に対応しています。一方で、旋盤加工が適した形状も多いため、丸棒材についてはメーカーへ供給可能性を確認しながら調達ルートの拡充を進めています。
新しい樹脂材料は、加工技術だけでなく、材料を安定して調達できる体制も重要です。海外メーカー品を利用できる場合もありますが、輸送期間や最小発注数量の制約により、試作では調達方法が大きな判断材料になります。
(株)アリスでは、PMPのような新素材についても、材料の入手性を含めて最適な製作方法を検討し、研究開発から生産現場までのものづくりをサポートしています。新素材を使用した試作品や評価用部品についても、お気軽にご相談ください。