CIとブランディングの違い
2021.04.20
最近、(株)アリスではブランディングについて考える機会が増えています。
私は何事もまず言葉の定義から整理したいタイプですので、「CI」と「ブランディング」の違いについて改めて考えてみました。
以前は「CI(Corporate Identity)」という言葉をよく耳にしましたが、近年は「ブランディング」という言葉が広く使われています。似ているようでいて、実は視点に違いがあるように感じています。
CIは、企業側の視点がベースです。
企業理念や行動指針を明確にし、「自分たちは何者なのか」「どのような会社を目指すのか」を社内外に示していく考え方です。ロゴや企業カラーなどのデザインも含まれますが、本質は企業の存在意義や価値観を共有することにあります。
一方で、ブランディングはお客様の視点がベースになります。
企業が伝えたいことだけではなく、「お客様にどのような価値を感じてもらうのか」「どのような存在として認識してもらいたいのか」を考えながら価値を高めていく活動です。
言い換えると、CIは「私たちはこういう会社です」という企業からの発信であり、ブランディングは「お客様からどのような会社として選ばれるか」という受け手側の価値づくりと言えるかもしれません。
もちろん、この二つは別々に存在するものではありません。
企業としての理念や目指す姿がなければ、一貫したブランドは構築できません。逆に、自社の考え方だけを発信しても、お客様に価値として伝わらなければブランドにはなりません。