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試作で終わらせない加工設計

2026.03.09

(株)アリスでは、試作段階で成立した加工を、量産でも安定して成立させるための加工設計を行っています。

開発・研究段階では“形にすること”が優先されますが、生産段階では“同じ品質を維持し続けること”が求められます。この違いにより、試作では問題がなかった加工でも、量産移行時に不具合が発生するケースがあります。

実際の現場では、以下のような要因によって成立条件が変化します。
・温度変化による寸法ばらつき
・加工時間の増加に伴う熱影響の蓄積
・工具摩耗による加工精度の変化
・材料ロット差による切削条件の変動

これらは単独ではなく、複合的に影響するため、試作段階では顕在化しにくく、生産段階で問題となることが多くあります。

(株)アリスでは、これらのばらつき要因を前提として、初期段階から量産条件で成立する加工設計を行います。

具体的には、材料特性、加工条件、工程設計を個別に最適化するのではなく、相互の関係性を整理しながら条件設定を行います。

重要なのは、「加工が成立するかどうか」ではなく、その状態を安定して維持できるかどうかです。

また、自社の切削加工だけで完結させるのではなく、外注ネットワークも含めて工程全体を設計します。

切削、二次加工、材料手配といった各工程を個別に最適化するのではなく、一連の流れとして成立するかどうかを基準に組み立てます。

そのため、 どの加工が可能かではなく、どの組み合わせで成立するか!?という視点で判断しています。

結果として、試作段階で検討した条件を量産に移行しやすくなり、手戻りや再設計のリスク低減に繋がります。

樹脂切削においては、材料特性・熱・応力・加工条件が密接に関係するため、個別最適ではなく全体最適での条件設計が不可欠です。

(株)アリスでは、これらを踏まえた加工設計により、安定した小ロット量産部品の対応を実現しています。

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