現物からデジタルデータを作成するリバースエンジニアリングのお仕事が増加中!!
最近多いのが現物からデジタルデータを作成するリバースエンジニアリングの
お仕事です。
部品が欠けたとか、破損したとか、曲がったとか、交換したいけど倒産や廃業、
事業からの撤退や古いので部品が廃盤となったとかで交換出来ない。
機械は元気に仕事をしてくれているのに交換部品が無くて困っている。
リバースエンジニアリングのお仕事は、理由は様々ですが、機械などを購入した
エンドユーザー様からが多くなっています。
欠けたり折れたりしている部品は、現物や使用される機械、相手部品から
想像しながらデジタルデータを作成します。
3Dデータで作成してから2D図面データ化してお客様にご確認いただきます。
CADをお持ちでないお客様には画像にしてお送りします。
このデータの段階では一応ご確認いただくだけです。
次は試作品を機械加工で製作します。
個体差や複数の機械でご確認いただくよう試作サンプルは2個以上で
納品しています。
特にギア(歯車)などのリバースエンジニアリングは難しい。
製作した会社が相手物との噛み合いで少し小さめとかにしている場合が
あります。
ギア(歯車)は微妙な寸法や形状があるので、試作サンプルを製作して
お客様に動作を確認していただきながら数回調整して試作する場合もございます。
標準的なギアであれば問題ありませんが、特殊な寸法や形状であれば製作が
難しい場合もあります。
その時に今の部品を改造したいところがあればおっしゃって下さい。
最近は機械内の温度が上がるので耐熱性を高めたいとか、すぐに壊れる
ので強度アップした形状に変更したいとか、色を変えたいとか、ご要望に
対応できる素材を選択したり、強度を増す形に変更してから試作します。
金属からプラスチック樹脂に変更したり、プラスチック樹脂から金属に
変えたり、ゴムの強度を下げたり、一部を新しい形状にする事も出来ます。
試作で形状に問題なければ、本格的な部品の製作に進めます。
数量が少ない場合は工作機械での切削加工で部品を製作します。
プラスチック樹脂で数量が多い場合は、射出成形や真空成形などで製作
します。
数量は1個から数千個ぐらいの範囲で製作しています。
数万個も対応できますが、需要が少ないのか1,000個までがほとんどです。
食品機械や、お菓子の製造機械や、コンベア、電動工具や医科学機器、
農業や林業、漁業や大学などの研究施設の設備、検査機に使う治具部品、
エレベーターやエスカレーターの部品、海外の車に使われているスイッチや
部品、生産設備や製造ラインの部品など用途は書ききれない程、様々です。
遠方のお客様がほとんどなのでメールやお電話だけのやりとりで対応して
います。
確実に進めていきますので、ご安心下さい。
※できる限りお断りせずに知恵を絞って対応しますが、残念ながらどうしても
再現できない物があります。
その場合はお断りしますが、遠慮なくお声掛け下さい。
現物からリバースエンジニアリングしてデジタルデータ化、単品から数千個までの部品を製作する
場合は、ぜひ(株)アリスにお声掛け下さい。