反りは材料のせいにしない。熱を読み切る加工設計で精度を作り込む
PPS(ポリフェニレンサルファイド)は、高耐熱性・高強度・耐薬品性に優れ、
医療機器、家電、FA機器など、信頼性が求められる分野で多用されるスーパー
エンジニアリングプラスチックです。
しかしその一方で、切削時に発生する熱の影響を強く受けやすく、反りや寸法
狂いが起きやすいという、加工面での難しさを抱えています。
多くの加工現場では、PPSの「硬くて丈夫」というイメージから、金属加工に近い
条件で切削を行い、結果として加工後に反りや歪みが発生するケースが
少なくありません。
(株)アリスでは、そうした一般的な加工アプローチとは異なり、PPSは熱をどう
発生させ、どう逃がすか”がすべてを左右する素材と捉えています。
(株)アリスのPPS加工の特長は、刃物条件や送り速度といった表面的な条件調整に
留まらず、切削熱の発生源と熱の流れを前提にした加工設計を行っている点にあります。
加工順序、加工深さの分割、クランプ方法、取り代の考え方まで含め、部品全体の
温度変化をコントロールすることで、内部応力の偏りを可能な限り抑え、反りを最小限に
する切削工夫しています。
特に、薄肉形状や長尺部品、精度要求の厳しい機構部品では、加工途中で生じるわずかな
熱歪みが、最終精度に大きな影響を与えます。
試作1点から小ロットまで柔軟に対応し、設計段階での材質・形状相談も可能です。
「他社で反りが止まらなかった」「PPSは難しいと断られた」「量産前に精度の不安を解消したい」
そうした課題こそ、アリスのPPS加工技術が真価を発揮します。
反りを仕方ないで終わらせない。
熱の制御を考えていく事で精度を作り込むPPS加工を、ぜひ(株)アリスにご相談ください。