とにかく使い勝手の良いプラスチック樹脂素材ABS
2023.02.10
(株)アリスでもっとも加工する樹脂は、やはりABSではないかと思います。
削りやすくてソリや歪もでにくい。
穴加工も接着や溶着、勘合調整や表面処理もしやすい。
切削後でも奇麗な表面で仕上がるし、塗装や蒸着、メッキやシルク印刷、
ブラスト仕上もやりやすい。
軽くて割れにくく、曲げたり、カットしたり、簡単に出来る。
射出成形も簡単に出来る。
安価で仕入もすぐに出来ます。
部品や治具、試作サンプルなどでABSを使用する事も多いですが、
社内で使う事も多いのがABSです。
株式会社アリスでは現物のリバースエンジニアリングが多いのですが、
3Dスキャンは万能ではなく、計測器で測る時も多々あります。
それでも測れない部分や公差が厳しい勘合部や取付部の穴ピッチなどを
正確に測るためのゲージとして使用したりしています。
液漏れや厳しい摺動部などを計測する時もABSで行います。
意匠やデザインの確認なども安価なABSを使用します。
製品がアルミやシリコンなどの素材が高額になる部品は何回も念入りに
勘合確認やピッチの確で行います。
柔軟性があって柔らかいABSは追加工で使う治具にも最適です。
製品を傷つけず、また微妙な形状調整や寸法調整が安易に行えます。
柔らかいので曲がりますが、肉厚が0.05㎜以下でも切削加工で削れます。
それぐらい加工性が良く柔らかい素材です。
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