透明樹脂の中でも、耐熱性・耐薬品性・強度のバランスに優れた材料
として知られるポリメチルペンテン（TPX／PMP）。

スーパーエンプラに位置付けられ、スチーム環境に耐える耐熱性や、
繰り返し使用を想定した耐衝撃性を備えています。

透明性を保ったまま高温・薬品条件に対応できる点は、他の透明樹脂
にはない特長です。

近年では、理化学実験器具や医療機器部材、食品容器、さらには樹脂
型用途など、実使用を前提とした分野での採用が進んでいます。

その一方で、新素材であるがゆえに「実際の形状で評価したい」
「透明状態で内部を確認したい」という開発段階の要望も増えています。

（株）アリスでは、そうしたニーズに応えるため、ポリメチルペンテン
（TPX／PMP）を切削加工によって部品形状に仕上げ、開発試作や機能
検証に貢献しています。

耐熱・耐薬品性能を前提とした評価や、滅菌工程を想定した確認、
可視化が必要な構造検証など、目的に応じて使える部品や治具、試作と
してご提供します。

ポリメチルペンテン（TPX／PMP）は、材料特性が優れている反面、
加工条件の判断が難しい樹脂でもあります。

（株）アリスでは、設計意図や使用環境を踏まえた加工を行うことで、
単なる素材評価にとどまらず、次の設計判断につながる部品づくりを
大切にしています。

机上の性能表では判断できない部分を、実物で確かめる。

そのための一手として、ポリメチルペンテン（TPX／PMP）の切削加工を、
ぜひ（株）アリスの技術を貴社の開発プロセスにお役立てください。