ChatGPTソラ先生と学ぶ!初心者のためのAI入門講座【第7回】おすすめの生成AIはどれ?ChatGPT・Gemini・Claude・Copilotを目的別に比較
こんにちは、ソラ先生です。
これまでの授業では、ChatGPT、Google Gemini、Claude、Microsoft Copilotという4つの代表的な生成AIを紹介してきました。
それぞれの特徴が分かってきたところで、こんな疑問が出てくるかもしれません。
「結局、どのAIを選べばいいの?」
「初心者にはChatGPTが一番いいの?」
「仕事で使うなら有料版の方がいいの?」
今回は、そんな疑問を解決するために、実際の利用目的に合わせたAIの選び方を考えていきます。
最初にお伝えしたいのは、すべての人にとって一番優れたAIがあるわけではないということです。
利用する目的、普段使っているサービス、必要な機能によって、適したAIは変わります。
1.まずは4つの生成AIの特徴を整理しましょう
| AIサービス | 選ぶときに注目したい特徴 |
|---|---|
| ChatGPT | 幅広い対話、学習、文章作成、アイデアの検討 |
| Gemini | Googleサービスとの連携 |
| Claude | 長い文章や資料の整理、文章の検討 |
| Copilot | Microsoft 365製品との連携 |
この表は、選ぶ際の目安です。
例えば、長い文章を整理できるのはClaudeだけではありません。ChatGPTやGeminiにも同様の機能があります。
また、ChatGPTやClaudeにも外部サービスとの連携機能があります。
サービス名だけで判断せず、自分が使いたい機能を実際に確認することが大切です。
2.AIを初めて使う初心者には?
初めて生成AIを使う方には、ChatGPTを最初の候補としておすすめします。
理由は、日本語で会話しながら、さまざまな使い方を体験できるからです。
例えば、
「生成AIとは何か、初心者にも分かるように説明してください」
「今日の夕食の献立を3つ考えてください」
「取引先へのお礼メールを作ってください」
といった質問から始められます。
難しい操作を覚える必要はありません。
無料版でも、基本的な質問や文章作成を試せます。
ただし、Gemini、Claude、Copilotも日本語で利用できるため、ChatGPTでなければ学べないということではありません。
最初に一つを選び、使い方に慣れてから別のAIも試すと、違いが分かりやすくなるでしょう。
3.学生や勉強に使いたい人には?
学生や資格試験の勉強をしている方には、ChatGPTやGemini、Claudeなどが候補になります。
例えば、数学の問題を勉強しているとします。
「この問題の答えだけでなく、解き方を順番に説明してください」
と質問できます。
さらに、
「途中の計算が分かりません。もう少し詳しく説明してください」
と続けることもできます。
歴史を勉強するときには、
「鎌倉幕府が成立した背景を、政治と社会の変化に分けて説明してください」
といった使い方もできます。
ここで注意したいのは、AIが説明する内容に間違いが含まれる可能性があることです。
特に歴史上の年代、人物、出来事などは、教科書や信頼できる資料と照合しましょう。
また、学校や試験でAIの使用が制限されている場合は、そのルールに従う必要があります。
AIに答えを作らせるだけでなく、自分が理解できるまで質問する。
それが学習に役立てるための基本です。
4.会社員や事務職の方には?
日常的にパソコンで仕事をしている方は、普段使っているソフトウェアとの相性を考えると選びやすくなります。
Microsoft 365をよく使う場合
Word、Excel、PowerPoint、Outlookを日常的に使っているなら、Microsoft Copilotを検討する価値があります。
例えば、Excelの分析やWordの文章修正などを、対応するCopilot機能で支援してもらえます。
ただし、アプリ内での利用には、対応するMicrosoft 365プランやライセンスなどの条件があります。
Googleのサービスをよく使う場合
Gmail、Googleドキュメント、Googleドライブ、Googleカレンダーなどを利用しているなら、Geminiが候補になります。
対応する連携機能を使えば、メールや資料などの情報を活用した作業を支援してもらえます。
こちらも、プランやアカウント設定によって使える機能が異なります。
特定のソフトウェアにこだわらない場合
ChatGPTやClaudeなどで、文章作成、情報整理、アイデアの検討を試してみる方法があります。
普段利用しているソフトウェアがあるからといって、必ず同じ会社のAIを選ぶ必要はありません。
5.経営者や管理職の方には?
経営者や管理職の方がAIを利用する場合、文章作成だけでなく、問題の整理や意思決定の準備にも活用できます。
例えば、
「新規事業を検討しています。事業計画を作成する前に、確認すべき項目を整理してください」
と質問できます。
また、
「この計画が失敗するとしたら、どのような原因が考えられますか?」
と尋ねることもできます。
こうした相談には、ChatGPT、Claude、Geminiなどを利用できます。
一つのAIに相談するだけでなく、複数のAIから異なる視点を得る方法もあります。
ただし、複数のAIが同じ答えを出したからといって、正しいとは限りません。
また、売上、原価、顧客情報、未公開の経営計画などを入力する場合には、情報管理への配慮が必要です。
AIは意思決定の材料を整理することができますが、実際の経営判断とその責任を引き受けるわけではありません。
6.製造業や技術職で使う場合は?
製造業や技術職では、AIを技術的な相談や情報整理に利用できます。
例えば、
「樹脂材料を選定するとき、確認すべき特性を一覧表にしてください」
「加工不良の原因を調査するために、確認項目を整理してください」
「機械加工の工程を検討するとき、どのような情報が必要ですか?」
といった質問です。
こうした内容は、ChatGPTやClaudeなどでも相談できます。
ただし、AIが提案する加工条件、材料特性、安全対策などが正しいとは限りません。
例えば、樹脂材料の耐熱温度や強度について質問した場合、材料の種類やグレードによって数値が異なります。
実際の設計や製造に利用する場合は、材料メーカーの技術資料や設備の取扱説明書、実際の試験結果などで確認する必要があります。
AIの提案を技術的な判断の出発点にすることはできても、検証を省略する理由にはできません。
7.無料版と有料版はどう選べばいい?
ここまで学んできた4つの生成AIには、無料で利用できるサービスがあります。
初心者の方は、まず無料版から始めることをおすすめします。
例えば、週に数回、調べ物や文章作成をする程度なら、無料版で必要な作業を行える場合があります。
一方、毎日大量の資料を処理したり、利用回数の制限が仕事に影響したりする場合は、有料版が役立つことがあります。
選ぶ際は、次の3つを確認してください。
① 無料版で必要な作業ができるか
② 有料版で追加される機能を本当に使うか
③ 利用頻度に対して料金が見合っているか
AIは、有料版を契約すれば必ず正確になるというものではありません。
高性能なモデルであっても、間違える可能性はあります。
料金の高いプランを選ぶことより、自分が必要な機能を理解して選ぶことが重要です。
8.迷ったときのAI選び・簡単チェック
ここまでの内容を使って、自分に合うAIを考えてみましょう。
Q1.AIを使う目的は何ですか?
日常生活、勉強、文章作成、仕事、資料整理などから考えてみてください。
Q2.普段どんなサービスを使っていますか?
Googleのサービスをよく使うならGemini、Microsoft 365をよく使うならCopilotを候補にできます。
Q3.AIを使う頻度はどれくらいですか?
毎日使うのか、週に数回なのかによって、必要なプランが変わります。
Q4.どんな情報を扱いますか?
個人情報や会社の秘密情報を扱う場合は、料金や使いやすさだけでなく、情報管理の仕組みも重要です。
この4つを整理すると、自分に必要なサービスを絞り込みやすくなります。
9.今日のミニレッスン
今日は、自分に合ったAIを選ぶ練習をしてみましょう。
まず、次の文章をメモ帳などに書いてください。
「私は普段、仕事でExcelとメールを使っています。AIはまだ使ったことがありません。主に文章作成と仕事の相談に使いたいと考えています。」
次に、利用できるAIへ次の質問を入力してみましょう。
「この人が初めて生成AIを利用する場合、ChatGPT、Gemini、Claude、Copilotのどれが候補になりますか?理由と注意点を説明してください。無料で始めることを前提にしてください。」
回答が表示されたら、さらに質問します。
「その判断に必要なのに、まだ分かっていない情報はありますか?私に3つ質問してください。」
ここが今回の大切なポイントです。
AIに「どれがおすすめ?」と聞くだけでなく、より適切な判断をするために不足している情報を確認してもらいます。
質問に答えてから、もう一度おすすめを考えてもらいましょう。
最初の回答と結論が変わることもあります。
それは、利用者の条件によって適したAIが変わるからです。
ソラ先生からひとこと
今回は、4つの生成AIを目的別に比較しました。
AIを選ぶことは、最初の一歩にすぎません。
使ってみて、自分の目的に合っていなければ、別のサービスを試しても構いません。
一つのAIにこだわる必要もありません。
新しいサービスや機能も登場するため、今の選択が将来も最適とは限りません。
大切なのは、AIの名前をたくさん知っていることではなく、必要なときに適切な道具を選べることです。
AIに詳しい人になることより、AIを自分の目的に役立てられる人になることを目指しましょう。
次回【第8回】は「ChatGPTの始め方|公式サイトへのアクセスから無料アカウント登録まで」です。
ここからは、実際にChatGPTを使うための準備を、一つずつ進めていきます。