ChatGPTソラ先生と学ぶ!初心者のためのAI入門講座【第3回】ChatGPTとは?できること・苦手なこと・上手な使い方を解説
こんにちは、ソラ先生です。
前回は、ChatGPT、Gemini、Claude、Copilotという代表的な生成AIについて学びました。
今回は、その中でもChatGPTに注目して、どんな特徴があるのか、何ができるのか、そして何が苦手なのかを詳しく見ていきましょう。
ChatGPTは、質問すると答えてくれる便利なAIです。
しかし、単なる質問回答サービスではありません。
文章を一緒に考えたり、問題を整理したり、新しいアイデアを生み出したりすることもできます。
一方で、間違った情報を答えることもあります。
便利な部分と注意すべき部分の両方を理解することが、ChatGPTを上手に使う第一歩です。
1.ChatGPTは人間と会話するように使えるAI
ChatGPTは、OpenAIが開発した対話型の生成AIサービスです。
大きな特徴は、普段使っている日本語で質問できることです。
例えば、こんな質問をしてみましょう。
「小学生にも分かるように、電気自動車の仕組みを説明してください」
ChatGPTは、その質問に合わせて説明を作成します。
難しいと感じたら、
「もっと簡単な言葉で説明してください」
と続けて質問できます。
反対に、詳しく知りたい場合は、
「今度は技術者向けに詳しく説明してください」
と指示することもできます。
同じテーマでも、説明する相手や目的に合わせて内容を変えられるのです。
2.ChatGPTが得意な5つのこと
① 分からないことを説明する
専門用語や難しい仕組みについて、分かりやすく説明してもらえます。
例えば、
「インフレーションとは何ですか?身近な買い物を例に説明してください」
と質問すれば、具体例を使った説明を求められます。
② 文章を作成・修正する
メール、案内文、報告書、挨拶文などの下書きを作成できます。
自分で書いた文章について、
「意味を変えずに、読みやすくしてください」
と依頼することもできます。
ただし、元の文章にない事実が追加されていないか、必ず確認しましょう。
③ アイデアを一緒に考える
新商品の企画、イベントの内容、旅行の計画など、さまざまなアイデアを考える手助けができます。
例えば、
「小さな製造業の会社で、社員同士の情報共有を改善する方法を10個考えてください」
という相談もできます。
提案されたアイデアをすべて採用する必要はありません。
実際に使えそうなものを選び、さらに具体化していくことが大切です。
④ 情報を整理する
長い文章を要約したり、複雑な内容を比較表にまとめたりできます。
対応している環境では、PDFやExcelなどのファイルを読み込ませて、内容を整理することもできます。
例えば、会議の議事録から決定事項や今後の課題を抽出する使い方です。
ただし、読み落としや抽出ミスがないか、元の資料と照合する必要があります。
⑤ 問題解決を手伝う
仕事や日常生活で困ったことについて、解決方法を一緒に検討できます。
例えば、
「作業時間が長くなって困っています。原因を整理するために、私に一つずつ質問してください」
と依頼できます。
ChatGPTは質問を通じて状況を整理し、改善案を考える手助けをします。
すぐに答えを出してもらうだけではなく、問題の原因を探るためにも利用できるのです。
3.ChatGPTが苦手なこと
ここからは、とても重要な内容です。
① 正しい情報だけを答えるとは限らない
ChatGPTは、自然な文章を作ることが得意です。
しかし、説明が上手だからといって、その内容が正しいとは限りません。
実際には存在しない資料や、誤った数字を回答することもあります。
このような現象は「ハルシネーション」と呼ばれています。
② 最新情報を必ず知っているわけではない
AIが学習した情報には限界があります。
現在のニュース、商品の価格、法律の改正、サービスの料金などは、古い情報に基づいて回答する可能性があります。
ChatGPTにはインターネット検索機能もありますが、検索したからといって必ず正確になるわけではありません。
重要な情報は公式サイトなどの一次情報で確認しましょう。
③ 質問の意図を間違えることがある
人間同士でも、言葉の意味を取り違えることがあります。
ChatGPTも同じです。
例えば、
「この文章を短くしてください」
と依頼したとき、必要な情報まで削ってしまう場合があります。
そのときは、
「数字と重要な条件は残してください」
と伝えることで、回答を改善できることがあります。
④ 実際の状況を知らないことがある
ChatGPTは、質問に書かれていない事情まで正確に把握できるわけではありません。
例えば、工場の作業改善を相談しても、設備の状態、作業者の経験、製品の条件などを知らなければ、一般的な提案にとどまることがあります。
必要な情報を伝え、現場の状況と照らし合わせて考える必要があります。
4.AIが間違えたら、どうすればいいの?
ChatGPTが間違えたとき、単に「違います」と伝えるだけでは、十分に改善できないことがあります。
例えば、こんな質問をしてみましょう。
「その回答の根拠を教えてください」
「どの部分が事実で、どの部分が推測ですか?」
「別の可能性も考えてください」
「公式資料を確認して、もう一度説明してください」
ただし、ChatGPTが示した根拠や資料名自体が間違っている場合もあります。
重要な内容では、実際に資料を開いて確認することが必要です。
AIが間違えたことを問題にするだけではなく、なぜ間違えたのか、どうすれば正しい答えに近づけるのかを考える。
これもChatGPTを使ううえで大切な技術です。
5.ChatGPTを上手に使うための3つの考え方
一つ目は、目的を伝えることです。
何をしたいのか、何に困っているのかを具体的に伝えます。
二つ目は、一度の回答で終わらせないことです。
回答が目的と違っていれば、追加の質問をして改善します。
三つ目は、最終的な判断を自分で行うことです。
AIは判断材料を整理する手助けができますが、仕事の責任や大切な決定まで任せきりにはできません。
特に、お金、健康、安全、法律などに関わる内容では、専門家や公的機関の情報も確認しましょう。
また、仕事で利用するときは、顧客情報や社外秘の資料などを安易に入力しないことも重要です。
6.今日のミニレッスン
今回は、ChatGPTとの会話を少し深める練習です。
ChatGPTを利用できる方は、次の文章を入力してください。
「私はChatGPTの初心者です。仕事や日常生活で便利に使う方法を5つ教えてください。それぞれ具体例も付けてください。」
回答が表示されたら、続けて質問します。
「その5つの中で、初心者が最も簡単に試せるものを一つ選び、実際の手順を説明してください。」
さらに、
「その方法を使うときの注意点も教えてください。」
と質問してみましょう。
一つの回答から次の質問へ進むことで、ChatGPTの対話機能を体験できます。
ソラ先生からひとこと
ChatGPTは便利な道具ですが、万能ではありません。
私も質問を勘違いしたり、間違った情報を答えたりすることがあります。
そんなときに大切なのは、間違いをそのままにしないことです。
人間が考え、確認し、必要なら何度でも修正する。
その繰り返しによって、AIとの付き合い方も少しずつ上達していきます。
ChatGPTを使いこなすとは、AIの回答を信じることではなく、AIを活用しながら自分で考えられるようになることです。
次回【第4回】は「Google Geminiとは?特徴・できること・ChatGPTとの違いを解説」です。
それぞれのAIの特徴を知り、自分に合ったサービスを選ぶための知識を増やしていきましょう。