AIで文章をつくることと、自分の考えを伝えること
ChatGPTを使うと、文章を短時間で作成することができます。
会社紹介、メール、説明文、案内文など、さまざまな文章の作成に利用できます。
しかし、文章が完成したからといって、伝えたいことが正確に伝わるとは限りません。
(株)アリスの会社案内について考えるときにも、その違いを感じます。
例えば、「お客様を大切にする会社です」という文章があります。
意味は分かりますし、会社紹介として不自然な表現でもありません。
ただ、それだけでは、実際にどのような仕事をしている会社なのかが見えてきません。
(株)アリスでは、仕事の金額やお客様の会社規模、役職などによって、相手への向き合い方を変えないことを大切にしています。
1万円の仕事でも、1億円を超える仕事でも、目の前の仕事にベストを尽くす姿勢は同じです。
また、お客様との打ち合わせでは、営業トークよりも、仕事の内容や課題、設計、製作方法について考えることを重視しています。
必要な技術や設備が自社になければ、それを持つ協力会社を探すこともあります。
こうした具体的な内容があれば、単に「お客様を大切にしています」と書くよりも、会社の仕事への姿勢が見えてきます。
AIは、伝えたい内容を整理し、読みやすい文章にすることを手助けしてくれます。
一方で、その内容が実際の会社の姿と合っているかどうかは、確認しなければなりません。
一般的にはよい文章でも、自分たちの考えと違う場合があります。
言葉が立派すぎて、実際の仕事よりも会社を大きく見せてしまうこともあります。
そんなときには、文章を見直す必要があります。
これは、お客様との打ち合わせでも同じです。
専門用語を多く使い、技術的に正しい説明をしたとしても、相手が理解できなければ十分とはいえません。
相手が何を知りたいのか。
どのような情報が必要なのか。
どう説明すれば判断しやすくなるのか。
そこまで考えて、初めて伝える仕事になると思います。
また、文章を考えることは、自分自身の考えを整理する機会にもなります。
普段は当たり前に行っていることでも、なぜそうしているのかを言葉にしようとすると、改めて理由を考える必要があります。
その過程で、これまで意識していなかった自分たちの仕事の特徴が見えてくることもあります。
(株)アリスは、樹脂・金属・ゴムなどのものづくりを通じて、研究開発から生産現場までのさまざまな仕事に関わっています。
これからも会社案内やホームページを通じて、実際の仕事内容や考え方を伝えていきたいと思っています。
AIは、そのための新しい道具の一つです。
文章をきれいに整えることだけを目的にせず、誰に何を伝えたいのかを大切にする。
それが、AIと文章を考えるうえで、忘れたくないことです。