日本は、なぜ外国文化を日本化するのか
2013.08.27
日本には、昔から外の文化がたくさん入ってきました。
漢字。
仏教。
建築。
織物。
食文化。
金属加工。
農耕技術。
でも不思議なのは、そのままコピーして終わらないことです。
入ってきたものを、日本の土地や暮らしに合わせて少しずつ変えていく。
そして、気がつけば別のものになっている。
私は、これが日本のかなり面白いところだと思っています。
もともと日本には、自然そのものを大切にする感覚がありました。
山。
森。
岩。
水。
太陽。
祖先。
そこへ外から新しい宗教や技術が入ってきても、古いものを全部捨てるのではなく、重ねていく。
仏教が入ってきても、神さまはいなくならない。
漢字が入ってきても、日本語そのものは消えない。
外から来た建築も、日本の雨や湿気、木材、暮らし方に合わせて変わっていく。
食べ物も同じです。
その土地で取れるもの。
日本人の味覚。
季節。
そういうものに合わせて、少しずつ日本のものになっていく。
だから日本は、
外国文化を受け入れながら、自分たちらしさを失わない。
むしろ、受け入れたものを材料にして、新しい日本らしさを作ってきた。
私は、これは「真似」ではなくて、進化だと思っています。
そのまま残すのではなく、環境に合わせて変わる。
でも、根っこは残す。
何百年もそれを繰り返してきたから、今の日本文化がある。
日本らしさは、最初から完成していたものではありません。
外から来たものと、もともとあったものが混ざりながら育ってきた。
私は、そこが日本の強さの一つだと思っています。
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