取り入れるのに、飲み込まれない国、日本
2013.08.28
日本には、昔からいろいろな文化が入ってきました。
農耕。
金属加工。
織物。
漢字。
仏教。
建築。
食文化。
でも、日本はそれに全部塗り替えられたわけではありません。
新しいものを受け入れても、昔からあるものを捨てない。
山や森を大切にする。
祖先を祀る。
地域ごとの祭りを残す。
土地の神さまも、そのまま残す。
そこへ新しい文化を重ねていく。
だから日本では、違うものが同じ場所に普通にあります。
神社の近くに寺がある。
仏教の行事の中に昔からの風習が残る。
外から来た料理も、日本の味に変わっていく。
私は、ここが面白いと思っています。
普通なら、新しい文化が入れば古いものが消えてもおかしくありません。
でも日本は、
古いものを残しながら、新しいものを取り込む。
そして、しばらくすると両方が混ざって、どちらとも違うものになる。
外から来たものに負けたわけでもない。
拒絶したわけでもない。
受け入れて、自分たちのものにした。
このやり方は、かなり昔から続いている気がします。
渡来してきた人たちも、最初は違う文化を持っていたはずです。
でも日本に住み、地域の人と暮らし、祭りや習慣に触れるうちに、少しずつ日本の文化と混ざっていった。
逆に、日本側もその人たちの技術や知識を取り入れて変わっていった。
どちらかが消えたのではありません。
両方が変わった。
私は、それが日本の進化だったと思っています。
強いものが弱いものを消すのではなく、混ざりながら新しい形になる。
日本は昔から、そうやって自分たちらしさを作ってきた国なのかもしれません。
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