神社は、征服の痕跡も保存しているのか
2014.06.21
ある地域に新しい勢力が入った時、古い神を全部消す必要はありません。
自分たちの神を上に置く。
古い神を境内社として残す。
同じ神として習合する。
祭神の名前を変える。
こうすれば、古い地域社会を壊しすぎずに新しい秩序へ組み込めます。
これは宗教だけの話ではありません。
人を支配する時、昔のものを全部否定するより、一部を残した方がうまくいくことがあります。
だから古社を見ていると、異なる時代の祭祀が一つの境内に重なっていることがあります。
それは平和な信仰の融合だったのかもしれない。
逆に、政治的な統合の痕跡だった可能性もある。
どちらだったのかは、一社ずつ見ないと分かりません。
でも神社には「前の時代」と「後の時代」が同じ場所に残ることがある。
そこが面白い。
征服された側の神が、名前を変えて生き残っている。
そんな場所もあるのかもしれません。
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