神様の系図は、後から作られた政治地図なのか
2014.06.20
神話には神様の系図があります。
誰の子。
誰の兄弟。
誰と結婚した。
こうした関係を見ると、神々の家族物語に見えます。
でも別の見方もできます。
異なる地域の神々を、一つの系図に組み込むことで、別々の祭祀を一つの秩序にまとめたのではないか。
もしそうなら、神話の系図は宗教だけではなく、政治的な統合の跡にも見えてきます。
もともと別々に祀られていた神を、
「この神の子です」
「この神と同じ一族です」
と位置付ける。
そうすれば、新しい秩序の中に古い神を残せます。
消す必要がありません。
これはかなり合理的です。
地域の神を否定すれば反発が起きる。
でも中央の神話体系に入れれば、地域の信仰も残せる。
神様の系図を人間の政治と重ねてみると、神話が少し違って見えてきます。
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