理想は現実のためにある
会社を創業した頃、さまざまな方から助言をいただきました。
その中には厳しい言葉もありました。
「そんな考えではうまくいかない。」「理想ばかりでは仕事にならない。」「もっと現実を見た方がいい。」
当時は、その言葉を聞くたびに不安になりました。
本当にこの考え方で良いのだろうか。
もっと別のやり方があるのではないか。
そんなことを何度も考えました。
それでも(株)アリスが創業した理由は、自分たちが実現したい理想があったからです。
目先の利益だけを追いかけるのではなく、お客様や現場にとって本当に役立つものづくりを行いたい。
単品の加工だけではなく、その先の工程や運用まで考えたい。
できない理由を探すのではなく、どうすれば実現できるかを考えたい。
そうした考え方を大切にしてきました。
もちろん理想だけでは会社は続きません。
品質、納期、コスト。
現実の中で結果を出し続ける必要があります。
だからこそ理想は現実から離れた夢ではなく、日々の判断を支える基準でなければならないと考えています。
何を優先するのか。
どの仕事を引き受けるのか。
どのような設備や技術に投資するのか。
その判断の積み重ねが会社の方向を決めていきます。
創業から年月が経った今、振り返ると決して順風満帆ではありませんでした。
うまくいかないこともありましたし、遠回りをしたこともあります。
それでも、自分たちの考える価値を信じて進み続けたことで、少しずつ道が開けてきました。
ものづくりの世界に絶対の正解はありません。
だからこそ(株)アリスは、他人の考える正解ではなく、自分たちなりの判断基準を磨き続けたいと考えています。
理想は現実と対立するものではありません。
理想があるからこそ、日々の現実の判断に意味が生まれる。
そして、その積み重ねが会社の未来をつくっていくのだと思います。