梯子を外されるという経験について
(株)アリスでは、人が成長していく過程において、「支えられている状態」から「自分で立つ状態」へ移行していく段階が必ず存在すると考えています。
最初は、先人のやり方を見ながら真似ることで仕事を覚えていきます。その段階では、ある程度の指針や支えがあることで、安心して学習を進めることができます。
しかし一定の段階を超えると、同じような支え方のままでは判断力が育ちにくくなる場面が出てきます。
(株)アリスでは、この状態の変化を「支えの形が変わるタイミング」として捉えています。
それまで与えられていた基準や補助が少しずつ減っていくことで、自分自身で考え、選び、決める場面が増えていきます。
この過程は一見すると距離を置かれたように感じることもありますが、実際には判断力を自立させるための重要な移行段階だと考えています。
人は、すべてが整っている状態の中では、自分で決断する機会が少なくなります。そのため、環境が少しずつ自律を求める形に変わっていくことで、判断の質が鍛えられていきます。
(株)アリスでは、この変化を「任せる領域が広がるプロセス」として捉えています。
すべてを支え続けることが成長につながるとは限らず、むしろ一定の段階では、自分で立つための余白が必要になると考えています。
その結果として、自分の判断で仕事を進められる状態が生まれ、再現性のある力として定着していきます。
成長とは、支えが増えることではなく、支えがなくても成立する領域が広がっていくことだと捉えています。
(株)アリスでは、その移行を自然な流れとして受け止めながら、仕事の中で少しずつ自立した判断が育つ環境を大切にしています。