感情は敵ではない
仕事をしていると、怒りや悔しさ、不安、劣等感など、さまざまな感情が生まれます。
私たちは理性だけで仕事をしているわけではありません。
だからこそ、感情が動くこと自体は、ごく自然なことだと思います。
例えば、他人と自分を比較したとき。
期待していた結果にならなかったとき。
自分の考えが伝わらなかったとき。
そうした場面では、怒りや不満が生まれることがあります。
期待が大きいほど、思いどおりにならなかったときの落差も大きくなります。
しかし、(株)アリスでは感情そのものを否定しようとは考えていません。
「そんなことを思ってはいけない」と抑え込んでも、感情はなくなるものではありません。
大切なのは、その感情に振り回されないことです。
強い怒りや悔しさを感じたときは、一度立ち止まり、なぜその感情が生まれたのかを考えてみる。
少し時間を置くだけで、見え方が変わることもあります。
どうしても納得できないことがあれば、冷静に相手へ伝えることも必要です。
誠実であることと、我慢し続けることは同じではありません。
私は、感情には役割があると思っています。
怒りは、自分が大切にしている価値観を教えてくれることがあります。
劣等感は、自分が目指したい姿を映し出してくれることがあります。
不安は、準備不足や見落としていることに気づかせてくれることがあります。
感情は敵ではありません。
大切なのは、感情に支配されて判断するのではなく、感情から何を学べるのかを考えることです。
研究開発の現場でも、生産現場でも、冷静な判断が求められる場面は少なくありません。
だからこそ(株)アリスでは、感情を否定するのではなく、一度受け止め、判断につなげることを大切にしています。
感情を抑え込むのではなく、活かすこと。
それもまた、より良いものづくりにつながる一つの考え方だと思っています。