当事者意識は、環境の中で育っていく。
仕事に対して、もっと主体的に動いてほしい。
自分で考え、判断してほしい。
会社のことを、自分事として捉えてほしい。
組織では、そのような期待を持つことがあります。
しかし(株)アリスでは、当事者意識は、気合いや根性だけで生まれるものではないと考えています。
一時的に意識を高めることはできても、仕事の背景が見えず、自分の役割も分からない状態では、主体的な行動は長く続きません。
人に変化を求める前に、まず環境を整える必要があります。
何を評価するのかを明確にする。
仕事に必要な情報を共有する。
なぜ、その判断になったのかを伝える。
それぞれの役割を言葉にする。
自分で考えられる範囲を少しずつ広げる。
疑問や意見を言える関係をつくる。
こうした条件が整うことで、自分の仕事が全体のどこにつながっているのかが見えやすくなります。
例えば、決められた作業を行うだけでは、その意味までは分かりません。
しかし、お客様が何を求めているのか、その工程が次にどう影響するのかまで共有されれば、仕事の見え方は変わります。
なぜ、この確認が必要なのか。
なぜ、ここで一度止まるのか。
なぜ、この情報を次の担当者へ伝えるのか。
理由が分かることで、指示されたことをこなすだけでなく、自分でも考えられるようになります。
また、役割が曖昧なままでは、誰かがやるだろうという気持ちが生まれやすくなります。
自分が何に責任を持つのか。
どこまで判断してよいのか。
困ったときに誰へ相談するのか。
それが明確であれば、行動を起こしやすくなります。
(株)アリスでは、人を管理して動かすよりも、自然と責任を持ちやすい環境をつくることを大切にしています。
環境が変われば、仕事への関わり方も少しずつ変わっていきます。
当事者意識は、求めるだけで生まれるものではありません。
一人ひとりが考え、動き、周囲と関われる環境の中で育っていくものだと考えています。