当事者意識は、会社を続けるための前提だった
2021.05.14
(株)アリスは、もともと組織というよりも、個々の技術者が集まり、それぞれの専門性を発揮する“技術者の集合体”に近い状態から始まりました。
一人ひとりは自分の仕事には真剣に向き合っていましたが、「会社全体をどうしていくか」という視点は強く共有されていなかったと感じています。
その結果として、一定の経験を積むと次の環境へ移る流れが生まれやすく、採用しても定着しにくい状況が続いていました。
当時は経営としても安定しているとは言い切れず、事業の継続そのものに不安を感じる場面もありました。
その中で見えてきたのは、技術力や個々の成果だけでは、組織としては持続しないという現実でした。
では、何が必要なのか。
(株)アリスが向き合ったのが、「当事者意識」という考え方です。
自分の仕事がどこに接続しているのか。
なぜその工程や判断が存在しているのか。
より良くできる余地はどこにあるのか。
そうした問いを、役割に関係なく持てる状態をつくること。
与えられた作業をこなすだけではなく、自分の判断として仕事に関わること。
その積み重ねが、単なる個人の集合ではなく、組織としての方向性や強さにつながっていくのではないかと考えました。
(株)アリスでは、当事者意識を特別な精神論としてではなく、日々の判断の延長にある状態として捉えています。
それが少しずつ積み重なった結果、仕事は「与えられるもの」から「関わっていくもの」へと変わっていきます。
そしてその変化こそが、今の(株)アリスの基盤になっています。