小さな改善も、新しい仕事をつくっていく。
「イノベーション」という言葉を聞くと、大きな発明や最先端の技術を想像することがあります。
私自身は、もっと身近なところにも新しいものを生み出すきっかけがあると思っています。
いつもの仕事をしていて、
「少しやりにくいな」
と感じる。
同じ間違いが起こらないように、方法を変えてみる。
次の人が分かりやすいように、置き場所や伝え方を変える。
加工時間を短くできないか考える。
仕上げや検査をしやすい方法を考える。
一つひとつは、小さなことです。
でも、そうした小さな改善も積み重なれば、仕事のやり方そのものが変わっていきます。
(株)アリスでは、研究開発や試作に関わる仕事が多いため、毎回まったく同じ条件で仕事ができるわけではありません。
だからこそ、「今までこうしていたから」という理由だけで方法を決めないことも大切だと思っています。
以前の経験を使いながら、今回の仕事には何が合うのかを考える。
必要であれば、違う材料や加工方法も検討する。
自社の設備だけで難しければ、その分野を得意とする協力会社へ相談する。
目的は、新しいことをすることではありません。
お客様が必要としているものを、できるだけ良い方法で形にすることです。
これは、入社してすぐに求めるような難しい話でもありません。
最初は教わった通りに仕事をする。
慣れてきたころに、
「ここは少し変えたほうがやりやすいかもしれない」
と感じる。
その気づきから始まればいいと思っています。
私自身も、完成された仕事のやり方が最初から存在するとは考えていません。
働く人が経験したことや感じたことを使いながら、昨日より少し良い方法をつくっていく。
そういう小さな改善の積み重ねも、(株)アリスにとって大切なものづくりだと思っています。