境内の「端」に残るものほど古いことがある
2014.06.13
神社へ行くと、多くの人は本殿へ向かいます。
でも私は、境内の端や裏側の方が気になることがあります。
小さな祠。
古い石。
ひっそりした墓。
誰も立ち止まらない木。
本殿よりずっと目立たないものです。
なぜそういうものが残っているのでしょう。
後の時代に大きな社殿が建ち、祭神が整理されても、古い信仰を完全に捨てるのは難しかったのかもしれません。
そこで中心から少し外へ移す。
形だけ残す。
名前を変える。
別の神として祀る。
そうすれば、古いものと新しいものを両方残せます。
人間は、全部壊して入れ替えるより、古いものを横に置いて新しいものを足すことがあります。
その積み重ねが神社の境内に見える。
だから中心だけを見ると、現在の神社しか見えない。
端を見ると、昔の神社が少し残っている。
そんな場所もあるのかもしれません。
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