勝ち負けを意識しないという考え方
仕事をしていると、「競争」という言葉を耳にする機会があります。
競合他社に勝つこと、市場で優位に立つこと、シェアを伸ばすこと。経営において大切な視点であることは間違いありません。
しかし私は、日々の仕事の中では「勝ち負け」を強く意識しないほうが、本当に大切なことに集中できるのではないかと考えています。
勝つことを意識すると、そこには必ず負けるという概念も生まれます。
そして勝敗は、何を基準にするかによって大きく変わります。
加工できるサイズかもしれません。
設備の数かもしれません。
納期対応力かもしれません。
価格かもしれません。
ある分野では優れていても、別の分野では他社のほうが強いこともあります。
つまり、優越を比較し続ければ終わりがありません。
だからこそ(株)アリスは、競合他社を過度に意識するのではなく、自分たちがどの方向へ進むのかを大切にしています。
研究開発の現場から生産現場まで、ものづくりに関わるお客様のお役に立つこと。
そのために必要な技術力や対応力、判断力を磨き続けること。
私たちが向き合うべき相手は競合ではなく、お客様が抱える課題だと考えています。
メーカーの皆さまには、それぞれ果たすべき役割があります。
研究開発を進めること。
製品を市場へ送り出すこと。
品質を維持すること。
生産を安定させること。
(株)アリスの役割は、その仕事が円滑に進むよう支援することです。
必要な部品を供給することだけではありません。
現物からの製作やリバースエンジニアリング、表面処理、協力会社ネットワークの活用などを通じて、ものづくり全体の流れを支えることも重要な役割だと考えています。
その結果としてお客様に喜んでいただき、信頼関係が深まるのであれば、それが何より価値のある成果です。
プロフェッショナルとは、誰かに勝つことではなく、期待された役割を確実に果たし続けることだと(株)アリスは考えています。
そのために必要なのは、競争相手を見ることではなく、自分たちが提供する価値を見つめ続けることです。
どうすればもっとお役に立てるのか。
どうすればより再現性の高い仕事ができるのか。
どうすれば現場の負担を減らせるのか。
その問いを積み重ねることが、結果として会社の成長にもつながるのだと思います。
(株)アリスはこれからも勝ち負けに一喜一憂するのではなく、お客様のものづくりに貢献するという使命に集中し続けます。
そして研究開発現場から生産現場まで、より大きな価値を提供できる存在へ進化していきたいと考えています。