動き始めることでしか見えないもの
2022.07.23
問い:やる気は本当に「出てから動く」ものなのか。
(株)アリスでは、現場の中でしばしばこの問いに向き合います。図面を前にして手が止まる瞬間や、段取りを考えているうちに時間だけが過ぎていく場面は、どの現場にも起こります。
現場では、重たい気持ちのままでも機械の前に立ち、加工準備を始めることがあります。不思議なことに、動き始めると視界が少しずつ整理され、気になっていた点が具体的な課題として見えてきます。止まっている状態では見えなかった細部が、作業の中で立ち上がってくる感覚です。
ここには一つの構造があると考えています。人の思考は静止状態よりも、動きの中で情報を整理する性質を持っています。頭の中で完結させようとすると曖昧なまま残るものも、手を動かすことで輪郭が出てくる。
本質は「やる気を作ってから動く」のではなく、「動くことで考えが形になる」という順序にあると感じています。
結論として、(株)アリスでは、行動は思考の結果ではなく、思考を進めるための入口だと考えています。小さな動きでも、そこから現場の情報は一気に具体化し、次の判断材料へと変わっていきます。
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