仕事の面白さは、始めてから見えてくる。
仕事を始める前から、明確な目標や強い情熱を持っている人ばかりではありません。
自分に向いているか分からない。
何が面白いのか、まだよく分からない。
将来どんな仕事をしたいのかも、はっきり決まっていない。
そのような状態から仕事を始めることも、決して珍しいことではないと思います。
(株)アリスでは、最初から高い意識を持っていることよりも、まず目の前の仕事に取り組んでみることを大切にしています。
材料を準備する。
製品を仕上げる。
寸法を測る。
受発注の入力や書類作成をする。
お客様や協力会社との連絡をつなぐ。
最初は、教わったことを覚えるだけで精いっぱいかもしれません。
それでも、実際に仕事へ関わっていると、少しずつ見えるものが増えてきます。
自分が準備した材料が加工され、製品になっていく。
仕上げをしていたときに気づいた違和感が、次の工程での問題を防ぐ。
確認した納期や整理した情報によって、製造や出荷の予定がスムーズに進む。
自分が関わった製品について、お客様から喜んでいただける。
そうした経験を重ねることで、
「自分の仕事は、ここにつながっているんだ。」
と分かる瞬間があります。
仕事の意味が見えてくると、仕事への向き合い方も少しずつ変わります。
最初は言われたから確認していたことを、
「これは先に確認したほうがいい。」
と自分から動けるようになる。
一つの作業ができるようになると、
「次はこれも覚えてみたい。」
と思うようになる。
自分で考えたことがうまくいけば、
「もう少し詳しく知りたい。」
という気持ちが生まれる。
やる気があるから行動できることもあります。
でも、いつもその順番とは限りません。
やってみたから分かった。
続けたから面白くなった。
できることが増えたから、もっとやってみたくなった。
そんな順番で、仕事への興味や意欲が育つこともあります。
だから、最初から「自分に合う仕事」を完全に分かっている必要はないと思っています。
まず一度やってみる。
分からないことを聞いてみる。
昨日できなかったことを、もう一度やってみる。
できたことを一つ増やす。
その小さな経験の積み重ねによって、自分でも気づいていなかった得意なことが見つかることがあります。
人と話すことが思った以上に好きだった。
細かな違いに気づくことが得意だった。
ものをきれいに仕上げることが楽しかった。
加工方法を考えることに夢中になれた。
仕事を始めてから、自分のことを知る場合もあります。
(株)アリスでは、最初から完成された人を求めているわけではありません。
仕事を経験しながら理解を深め、自分のできることを増やし、その中で自分なりの面白さや役割を見つけていく。
そうした変化の過程を大切にしています。
強い情熱があるから仕事を始める。
それも一つの始まり方です。
でも、始めた仕事に一つずつ向き合い、続けていく中で、あとから情熱が生まれることもある。
(株)アリスでは、それも仕事を通じた自然な成長の形だと考えています。