仕事のマニュアルづくりから見えてくる改善のヒント
仕事のマニュアルを作るとき、最初に必要になるのは、今までの仕事を振り返ることです。
(株)アリスでも、日々の業務を整理しながら、誰が見ても分かりやすい資料づくりを進めています。
その作業は、決して華やかなものではありません。
これまで作成してきたファイルやデータを確認し、必要なものと不要なものを区別する。
重複している資料を整理し、分かりにくい名称を見直し、情報の保管方法を考える。
一つひとつは地味な仕事です。
見積書の作成や受発注、生産管理など、日常の業務もあるため、マニュアルづくりだけに時間を使えるわけではありません。
それでも、少しずつ作業を進めていくと、いろいろなことに気づきます。
同じ情報を何度も入力していないだろうか。
この資料は、初めて見る人でも理解できるだろうか。
探しているファイルがすぐに見つかるだろうか。
今まで当たり前に行ってきた作業も、改めて整理してみると、改善できるところが見えてきます。
マニュアルを作る目的は、単に仕事の手順を書き残すことではありません。
誰かが困ったときに確認できること。
初めて担当する仕事でも、必要な情報を見つけやすくすること。
担当者が変わっても、仕事が円滑に進むようにすること。
そのためには、作成する人自身が仕事の内容を理解していなければなりません。
手順を整理する中で、今まで曖昧だった判断基準に気づくこともあります。
必要だと思って続けていた作業が、実際にはそれほど役立っていなかったと分かることもあります。
そうした発見があると、単調に感じていた作業が少し面白くなってきます。
もっと分かりやすくできないだろうか。
もっと使いやすい方法はないだろうか。
そんな工夫を考えることも、仕事の一部になります。
毎日少しずつでも続けていると、資料が整理され、仕事の進め方も見直されていきます。
(株)アリスでは、改善は特別な活動だけで生まれるものではないと考えています。
日常の仕事を丁寧に見直すこと。
昨日より少し使いやすくすること。
その積み重ねが、次に仕事を担当する人を助け、お客様へのよりよい対応にもつながっていくと思います。