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プロとアマと職人のあいだにあるもの【前編)

2019.11.22

(株)アリスでは、「プロ」「アマチュア」「職人」といった言葉を単なる肩書きとしてではなく、仕事に対する責任の持ち方と成果の再現性の違いとして捉えています。

まずプロフェッショナルとは、特定の分野で生計を立てているかどうかという定義にとどまるものではないと考えています。むしろ重要なのは、品質・納期・コスト・デリバリーといった約束された条件に対して、安定して結果を出し続ける責任を引き受けている状態です。言い換えれば、結果に対して継続的に責任を持てる構造が成立しているかどうかが本質になります。

一方でアマチュアは、その分野に関わる動機が趣味や興味である場合が多く、成果よりも経験そのものに重心が置かれる状態です。それ自体は否定されるものではありませんが、外部との契約責任や再現性の担保という点では、プロとは役割の構造が異なります。

職人という言葉は、より複雑な位置にあります。一般的には手作業で技術を積み重ねる人を指しますが、現代のものづくりでは機械加工やNC制御を含めた工程全体を扱うケースが多く、単に「手仕事かどうか」で区切ることはできません。重要なのは、道具が何であるかではなく、その道具を使って安定した品質を再現できるかどうかです。

つまり職人とは、手作業か機械かという区分ではなく、技術を身体化し、工程として安定させている存在だと捉えています。その意味では、機械加工であっても、工程設計や段取り、仕上げの判断を含めて再現性を構築しているなら、それは十分に職人的領域に含まれます。

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