まずやってみることを文化にする
「どうしたらできるのか」を考え、行動することを(株)アリスでは大切にしています。
新規のお問い合わせで開発試作の依頼をいただく中で、「選んでいただける理由」を聞く機会があります。その中で印象的だったのは、「できない理由を並べず、どうすれば実現できるかを一緒に考えてくれる」という言葉でした。
最初にその言葉を聞いたとき、(株)アリスでは少し意外にも感じましたが、あらためて振り返ると、それは日々の行動そのものだと気づかされました。できない理由を先に置くのではなく、実現の可能性を探すところから考えることが、自然な姿勢になっていたためです。
開発ものづくりは、既に答えが決まっている仕事ではありません。形のない状態から、条件や制約を整理しながら、少しずつ具体にしていくプロセスです。その中には必ず、これまでにない組み合わせや考え方が生まれます。
その意味で、開発試作には「新しい要素」が含まれ続けます。材料、形状、加工方法、評価方法、そのどれか一つでも既存の枠に収まらない場面が出てきます。そこに向き合うことが、この仕事の本質だと考えています。
人は一般的に、未知のことに対して慎重になります。リスクを避けることは自然な反応です。ただ、その中で「どうすればできるのか」を考え続けることが、結果として新しい価値につながっていきます。
(株)アリスでは、できる・できないを先に分けるのではなく、できる形に近づけるための条件を一つずつ整理していくことを大切にしています。
私はこう思います。開発ものづくりとは、答えを持っている人の仕事ではなく、答えを形にしていくために考え続ける姿勢そのものだと考えています。