ADC12を“検証素材”にする ― ダイカスト量産前の高精度切削という戦略
2024.11.18
ADC12は、本来ダイカスト量産を前提としたアルミ合金です。しかし(株)アリスでは、この材料を単なる代替加工材とは捉えていません。量産時の特性を事前に検証できる「実材評価用素材」として、戦略的に切削加工を行っています。
ダイカストでは金型制約や抜き勾配の影響を受けますが、切削加工ではそれらの制限を受けず、設計意図通りの形状を高精度で再現できます。複雑な3次元形状、薄肉部、幾何公差が厳しい嵌合部なども、CNCマシニングセンタによる工程設計で安定加工が可能です。工具たわみや内部応力、切削熱の影響まで考慮した条件設定を行い、量産時に問題となり得るポイントを可視化します。
また、ダイカスト品では後加工が前提となる部位も、切削であれば一体加工が可能です。工程集約により設計検証や組付け評価を効率化できる点も、開発段階では大きなメリットとなります。設計変更にも即応でき、再製作リードタイムも最小限に抑えられます。
「量産材で評価したい」「金型投資前に機能を確かめたい」
その判断材料を、精度とスピードで提供するのが(株)アリスのADC12切削加工です。
量産素材を、量産前に制する。
(株)アリスは、工学的思考と現場データに基づき、次工程へ確実につながるADC12試作を実現します。
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