YouTubeへの再挑戦。ものづくりの魅力を、もっと多くの人へ。
以前、株式会社アリスではYouTubeを活用した情報発信に挑戦したことがあります。
きっかけは、YouTubeが大きな注目を集めていた頃、「自分たちの動画にも可能性があるのではないか」と考えたことでした。
当時は、動画の再生回数が増えれば収益にもつながるかもしれないという期待もありました。
まず取り組んだのは、機械部品のギアが動く短い動画の投稿です。
エンジニアから数秒程度の動画を数多く集め、YouTubeに次々と公開していきました。
すると、あるギアの動画が約15万回再生され、その前後に投稿した動画にも多くのアクセスが集まりました。
自分たちにとっては日常的な機械部品の動きでも、それを面白いと感じ、興味を持って見てくださる方がいる。
思いがけない反応でした。
しかし、継続的な情報発信の仕組みをつくることができず、次第に更新が止まってしまいました。
気がつけば、1年以上の休止状態になっていました。
今度は、会社を知っていただくために。
今回、YouTubeチャンネルを本格的に再開することにしました。
以前との大きな違いは、その目的です。
再生回数や収益を追いかけることよりも、株式会社アリスがどのような仕事をしているのか、どのような技術を使い、どのようなものづくりに取り組んでいるのかを、より多くの方に知っていただきたいと考えています。
研究開発用の試作品、機械部品、各種治具、特殊な樹脂材料の切削加工。
完成した製品の写真だけでは、伝えきれないことがあります。
加工中の工具の動きや材料が削られていく様子、部品同士が組み合わさって動く機構など、動画だからこそ伝えられる情報もあります。
今回掲載したギアの動画も、その一例です。
AIと一緒に、過去の動画を新しい形へ。
再開にあたっては、ChatGPTの「ソラ」と一緒に作業を進めています。
最初はYouTubeのアカウント情報を思い出すところから始まり、ログインするだけでも一苦労でした。
何とか復旧した後は、過去に投稿した動画を一つずつ確認しています。
動画の内容に合わせてタイトルや説明文を見直し、サムネイルも新しく制作しています。
数秒しかない動画については、複数の映像や写真を組み合わせ、加工内容や製作した部品の特徴が伝わるように編集することにも取り組んでいます。
以前は撮影した動画をそのまま投稿することが中心でした。
今は「誰に、何を、どのように伝えるのか」を考えながら、動画の内容を見直しています。
もちろん、AIに任せれば何でも正確に完成するわけではありません。
実際の加工方法や材料の特徴、機械の動きなどを確認し、間違っている部分があれば修正する。
AIの得意な作業と、私たちが持つ現場の知識や経験を組み合わせながら進めています。
積み重ねてきた仕事を、これからの情報発信に活かす。
今回の再開で改めて感じたのは、過去に撮影してきた動画そのものが、株式会社アリスの技術や経験を伝える大切な記録だということです。
何気なく撮影した加工風景も、時間が経って見直すと、そのときに取り組んでいた仕事や技術を思い出させてくれます。
そうした記録を整理し、新しい形で発信していくことにも価値があると考えています。
今後は、プラスチック樹脂や金属の機械加工、研究開発、試作品、治具製作などの動画を中心に、さまざまな情報を発信していく予定です。
また、ものづくりだけでなく、バイクや日常の活動なども紹介していきます。
株式会社アリスという会社を、仕事だけでなく、そこで働く人や日々の活動も含めて知っていただければと思います。
一度は継続できなかったYouTubeへの挑戦。
今度はAIという新しい道具も活用しながら、できることを一つずつ増やし、改善を重ねていきます。
研究開発から生産現場まで。
これまで積み重ねてきたものづくりの経験を、動画という形でも伝えていきたいと考えています。