ChatGPTソラ先生と学ぶ!初心者のためのAI入門講座【第39回】ChatGPTでブログ記事を作る方法|ネタ探し・記事構成・SEO・独自性のある文章作成を徹底解説
こんにちは、ソラ先生です。
前回は、ChatGPTを使ってホームページの文章を見直し、読者に伝わりやすい情報設計やSEO対策を考える方法を学びました。
今回は、実際にブログ記事を一つ作ってみましょう。
「ブログを始めたいけれど、何を書けばいいの?」
「記事のテーマが思いつかない」
「書き始めても、途中で話がまとまらなくなる」
「AIに書いてもらうと、似たような文章ばかりになる」
そんな疑問や悩みを解決する授業です。
ChatGPTは、記事のテーマ探し、構成づくり、下書き、文章の修正などを手伝えます。
しかし、AIに記事を100本書かせれば、自動的に検索順位が上がるというものではありません。
今回は、ただ記事を増やすのではなく、一つひとつの記事に、読む価値のある情報を盛り込む方法を学びます。
1.ブログ記事は何のために書くのでしょうか?
ブログを書く目的は、人によって異なります。
例えば、趣味で旅行の記録を残す人もいれば、料理の作り方を紹介する人もいます。
会社であれば、仕事の内容、技術、商品、考え方などを伝えるために記事を書くこともあります。
大切なのは、最初に記事の目的を考えることです。
例えば、旅行についての記事なら、
「訪問した場所の魅力を伝えたい」
「初めて訪れる人に、行き方を教えたい」
「実際に行って分かった注意点を紹介したい」
など、目的によって内容が変わります。
ChatGPTには、次のように質問してみましょう。
「これからブログ記事を書きたいです。誰に何を伝えたいのか整理するために、私に一つずつ質問してください」
最初から立派な文章を書く必要はありません。
まずは、何を伝えたいのかを明確にすることが大切です。
2.ブログのネタはどこから探せばいいの?
記事のテーマは、身近なところから見つけることができます。
例えば、次のような情報です。
① 日常生活で疑問に思ったこと
「なぜ雨の日は洗濯物が乾きにくいの?」
② 実際に体験したこと
旅行先での出来事や、新しい道具を使った感想。
③ 仕事で学んだこと
作業方法の改善、技術的な発見、問題を解決した経験。
④ 人から質問されたこと
お客様や友人から、繰り返し聞かれる疑問。
⑤ 調べて分かったこと
本や資料、公的な情報などを調べて理解できた内容。
例えば、製造業の会社であれば、
「加工方法を選ぶときに考えること」
「材料によって加工方法が変わる理由」
「図面を確認するときの注意点」
といった記事が考えられます。
ただし、実際に経験していないことを、経験したかのように書いてはいけません。
ChatGPTには、
「製造業の会社が、お客様や求職者に役立つ情報を発信したいです。技術、仕事の進め方、会社の考え方に分けて、ブログ記事のテーマを30個考えてください。実際に行ったと確認できない仕事は創作しないでください」
と依頼できます。
提案されたテーマから、自分が実際に説明できるものを選びましょう。
3.検索されるテーマと、書く価値のあるテーマ
ブログを書くなら、検索エンジンから読者に見つけてもらいたいと考える方も多いでしょう。
そこで、SEOを意識したテーマ選びが役立ちます。
例えば、「樹脂加工」という言葉は、幅広い内容を含みます。
一方、
「樹脂の切削加工と射出成形の違い」
というテーマなら、知りたいことが具体的になります。
また、
「図面がない部品を製作したいとき、何を準備すればいい?」
という記事も考えられます。
ただし、こうした言葉が実際にどの程度検索されているかは、検索データを調べる必要があります。
ChatGPTに思いつきで挙げてもらった検索語句を、検索回数の多いキーワードだと決めつけてはいけません。
ChatGPTには、
「このテーマについて、検索する人が持っていそうな疑問を10個考えてください。検索回数については、実際のデータがない限り断定しないでください」
と依頼しましょう。
記事のテーマを考えるときは、検索される可能性と、実際に役立つ情報を提供できるかの両方を意識します。
4.一つの記事に何を書けばいいの?
記事を書くとき、関連する情報を何でも詰め込む必要はありません。
例えば、
「樹脂部品の試作を依頼するときに確認したいこと」
という記事を考えます。
この場合、読者が知りたいのは、依頼する前に何を準備すればよいのかということでしょう。
そこで、次のような内容が考えられます。
- どんな部品を作りたいのか
- 何に使用する部品なのか
- 図面やスケッチがあるか
- 希望する材料はあるか
- 必要な数量はいくつか
- 希望する納期はいつか
このように、テーマに直接関係する情報を整理します。
一方、会社の沿革や設備一覧などは、別ページで詳しく説明した方が読みやすい場合もあります。
一つの記事で、読者の一つの大きな疑問に答える。
これを基本にすると、構成を考えやすくなります。
5.ChatGPTに記事の構成を考えてもらう
記事のテーマが決まったら、いきなり本文を書かず、構成を考えてみましょう。
例えば、次のように依頼します。
「『樹脂部品の試作を依頼するときに確認したいこと』というブログ記事を書きたいです。初めて加工を依頼する人を対象に、見出し構成を考えてください。専門用語は必要に応じて説明してください」
例えば、次の構成が考えられます。
| 見出し | 内容 |
|---|---|
| はじめに | どんな人に役立つ記事か |
| 部品の用途を確認する | 使用条件や目的 |
| 図面やスケッチを準備する | 形状を伝える方法 |
| 材料と数量を考える | 選定に必要な情報 |
| 納期や予算を整理する | 相談前に確認したい条件 |
| まとめ | 依頼前の確認ポイント |
構成を確認するときは、記事の目的に合っているか、説明の順番が自然かを考えましょう。
6.AIに渡す「材料」が記事の質を左右する
ここは、今回の授業で特に重要なところです。
ChatGPTに、
「樹脂加工について1,000文字の記事を書いてください」
とだけ依頼した場合、一般的な説明が中心になるかもしれません。
そこで、実際の経験や考えを材料として渡します。
例えば、
「試作を依頼するとき、図面がない場合でも、用途や希望する形状を聞くことで検討を始められる場合がある」
という情報です。
さらに、
「材料名が決まっていなくても、使用環境を確認することで候補を考えられる場合がある」
といった内容も材料になります。
ただし、これらを自分の会社の実績として書く場合には、実際に対応している事実が必要です。
ChatGPTには、
「これから記事の材料を説明します。説明が終わるまで記事を書かず、内容を受け取ってください。説明後、確認できた事実と私の意見を分けて整理してください」
と伝えることもできます。
記事を書く前に、必要な情報をしっかり集めましょう。
7.独自性のある記事とは何でしょうか?
ブログでよく聞くのが「独自性」という言葉です。
独自性とは、他の記事と違う言葉を使うことだけではありません。
例えば、次のような内容です。
実際に経験したこと
仕事や旅行で体験した具体的な出来事。
自分で調べたこと
資料や現地調査などによって確認した情報。
失敗から学んだこと
うまくいかなかった原因と、改善した方法。
異なる視点から考えたこと
一般的な考え方とは違う意見と、その理由。
実際に役立つ具体例
読者が自分でも試せる手順や方法。
例えば、一般的な加工方法の説明だけでなく、なぜその方法を選ぶのか、どのような条件では別の方法を検討するのかを説明できれば、記事の価値は高まります。
ただし、独自性を出すために、存在しない体験や成功例を創作する必要はありません。
自分が実際に考え、調べ、経験したことを、正確に伝えることが重要です。
8.ChatGPTに下書きを作成してもらう
構成と記事の材料がそろったら、本文を作成します。
ChatGPTには、次のように依頼してみましょう。
「次の構成と確認済みの情報を使って、ブログ記事の下書きを作成してください。対象は初めて樹脂加工を依頼する人です。800〜1,200文字程度を目安に、自然な日本語で説明してください。提供していない実績、設備、取引先、数字は追加しないでください」
ここで大切なのは、生成された文章を完成品として扱わないことです。
実際に読んでみて、説明が足りないところや、不自然な表現がないか確認しましょう。
また、AIが書いた内容を読んで、
「この部分は実際の仕事と違う」
と感じた場合は、正しい情報を伝えて修正します。
文章が整っているからといって、内容が正しいとは限りません。
9.文章を読みやすく改善する方法
下書きが完成したら、次は文章の修正です。
例えば、
「この文章は説明が長すぎる」
「専門用語が多い」
「同じ内容を繰り返している」
と感じる場合があります。
そんなときは、
「意味を変えずに、重複している説明を整理してください。必要な情報は削除しないでください」
と依頼します。
また、
「専門用語を抽出し、初めて読む人にも分かる短い説明を追加してください」
という依頼もできます。
ただし、文章を読みやすくするために、技術的な意味が変わってしまわないよう注意しましょう。
専門的な内容ほど、最後はその分野を理解している人による確認が重要です。
10.記事タイトルを考える方法
ブログの記事タイトルは、何について書かれているかを読者に伝える役割があります。
例えば、
「試作について」
というタイトルでは、内容が十分に伝わらないかもしれません。
そこで、
「樹脂部品の試作を依頼するときに確認したい6つのこと」
といったタイトルが考えられます。
ただし、実際の記事に6つの項目がなければ、数字を入れるべきではありません。
ChatGPTには、
「この記事の内容に合ったタイトルを5つ提案してください。検索する人の疑問が伝わるようにし、記事に書かれていない内容をタイトルへ追加しないでください」
と依頼します。
タイトルは、検索エンジンのためだけではなく、読者が記事を選ぶための情報でもあります。
11.SEOを意識した記事の仕上げ方
ブログを公開するときは、検索エンジンが内容を理解しやすい構成も考えましょう。
例えば、次のような項目です。
① タイトル
記事のテーマを分かりやすく表現する。
② 見出し
話の流れに合わせて、H2やH3などを適切に使う。
③ 本文
読者の疑問に具体的に答える。
④ 内部リンク
関連する記事や詳しい説明ページへ案内する。
⑤ 画像
内容を理解するのに役立つ写真や図を使う。
⑥ 情報の正確性
数字、技術、制度、出典などを確認する。
ただし、これらを整えれば必ず検索順位が上がるわけではありません。
また、SEOのために文章を不自然にしたり、必要のない情報を増やしたりすることは避けましょう。
Googleは、検索順位の操作を主目的にしたコンテンツではなく、利用者にとって役立つ信頼できる情報を重視する考え方を示しています。
12.記事数を増やせば検索数も増えるの?
ブログを続けていると、記事数を増やすことがSEOに役立つのか気になると思います。
確かに、異なる疑問に答える記事が増えれば、検索から訪問してもらう機会が広がる可能性があります。
しかし、記事数が増えれば必ず検索数が増えるわけではありません。
例えば、同じ内容の記事をタイトルだけ変えて10本作っても、読者にとって新しい価値があるとは限りません。
むしろ、内容が重複すると、どの記事を読めばよいか分かりにくくなる場合があります。
ChatGPTには、
「これまでの記事タイトルと概要を比較し、新しい記事の内容が重複していないか確認してください。既存記事と異なる読者の疑問に答えているかも検討してください」
と依頼できます。
ただし、実際の記事本文を確認せずに、重複がないと断定することはできません。
必要に応じて、本文を比較して判断しましょう。
13.公開前に事実確認をしよう
ブログ記事では、文章が読みやすいことと同じくらい、情報が正確であることが重要です。
例えば、
「この材料は200℃まで使用できます」
という文章があったとします。
しかし、材料の種類やグレード、使用条件によって、耐熱性は異なります。
一つの数字だけで説明すると、誤解を招く可能性があります。
また、
「当社は年間1,000件の試作実績があります」
という数字も、実際の記録がなければ掲載してはいけません。
ChatGPTには、
「この記事に含まれる数字、事実、技術的な説明を抽出してください。それぞれについて、確認に必要な資料と未確認の内容を整理してください」
と依頼しましょう。
AI自身が正しく確認できていないこともあるため、公式資料や実際の記録による確認が必要です。
14.画像を使うときは何に注意する?
ブログでは、文章だけでなく、写真や図も役立ちます。
例えば、加工方法を説明する記事なら、実際の加工品や工程の写真があれば理解しやすくなります。
一方、AIで生成した画像を使用する場合は、その画像が実際の製品や作業を正確に表しているとは限りません。
生成された機械の写真に、現実には存在しない部品が描かれていることもあります。
そのため、技術を説明するための画像では、実物の写真や正確な図を優先した方がよい場合があります。
また、AI生成画像をイメージとして使う場合は、必要に応じてその性質が分かるようにしましょう。
画像の目的は、見栄えをよくすることだけではありません。
読者の理解を助けることが重要です。
15.記事を公開したら何を確認する?
ブログ記事は、公開すれば終わりではありません。
例えば、次のようなことを確認してみましょう。
① 正しく表示されているか
パソコンとスマートフォンの両方で確認します。
② 誤字脱字や表示崩れがないか
見出し、表、画像、リンクなどを確認します。
③ 必要なページへ移動できるか
関連ページや問い合わせ先へのリンクを確認します。
④ 検索エンジンに認識されているか
Google Search Consoleなどで確認します。
⑤ 読者に役立っているか
実際の閲覧状況や問い合わせ内容などを参考にします。
ただし、公開してすぐに検索結果へ表示されるとは限りません。
また、検索結果に表示されても、必ずクリックされるわけではありません。
公開後の状況を確認し、必要に応じて改善しましょう。
16.今日のミニレッスン
今回は、ChatGPTを使って実際にブログ記事を一つ作成します。
テーマは、
「樹脂部品の試作を依頼するときに確認したいこと」
です。
ただし、今回は架空の会社を想定した練習なので、実際の会社の仕事や実績を創作しないようにしましょう。
ステップ① 読者を決める
ChatGPTに次のように入力してください。
「初めて樹脂部品の試作を依頼する人に向けたブログ記事を書きたいです。読者が知りたいことを整理してください」
ステップ② 記事の構成を考える
続けて、
「この記事に必要な見出し構成を考えてください。一つの記事で読者が確認すべき情報を理解できる構成にしてください」
と依頼します。
ステップ③ 記事の材料を整理する
次に、
「この記事を書くために、実際の加工会社へ確認すべき情報を整理してください。対応できる材料、数量、図面の有無、納期などについて、未確認の内容を勝手に決めないでください」
と質問します。
ステップ④ 下書きを作る
確認できた情報だけを使って、
「これまでに確認できた情報を使い、初心者向けのブログ記事を作成してください。800〜1,200文字程度を目安に、読みやすく具体的に説明してください」
と依頼します。
ステップ⑤ 文章を改善する
「この記事の説明が不足している部分、内容が重複している部分、専門用語が分かりにくい部分を指摘してください」
と質問します。
ステップ⑥ タイトルとSEOを確認する
「記事の内容に合うタイトルを5つ提案してください。検索する人の疑問に自然に答えられる表現にしてください」
と依頼します。
ステップ⑦ 公開前の確認をする
最後に、
「この記事に含まれる事実、推測、未確認情報を整理してください。公開前に確認すべき項目を一覧にしてください」
と質問します。
ここまでできれば、一つの記事を企画するところから、公開前の確認まで体験できます。
17.ChatGPTでブログを書くときに忘れてはいけないこと
ChatGPTは、文章を短時間で作成できます。
しかし、早く書けることと、よい記事ができることは同じではありません。
例えば、同じテーマで何本もの記事を作成しても、内容がほとんど同じなら、読者にとって新しい情報は少ないでしょう。
一方、実際の経験や調査結果を基に書いた記事には、その人や会社だからこそ伝えられる内容が含まれます。
また、記事を作るときに、AIへすべての判断を任せる必要はありません。
テーマを選ぶ。
必要な情報を調べる。
文章を確認する。
自分の考えと違う部分を修正する。
そして、読む人に役立つ内容になっているか判断する。
こうした作業を通じて、記事の完成度を高めていきましょう。
ソラ先生からひとこと
ブログ記事を書くとき、最初から上手な文章を作ろうとする必要はありません。
まずは、自分が知っていること、経験したこと、調べて分かったことを整理してみましょう。
ChatGPTは、その情報を読みやすい文章にする手助けができます。
しかし、AIが書いた文章には、実際に経験していないことや、確認できていない情報が含まれる場合があります。
だからこそ、書いた内容を自分で確認し、必要なら何度でも修正することが大切です。
また、検索数を増やすことだけを目的にするのではなく、記事を読んだ人が何かを理解し、次の行動に役立てられることを大切にしましょう。
よいブログ記事とは、文章が上手な記事ではなく、読んだ人が「知りたかったことが分かった」と感じられる記事です。
次回【第40回】は「ChatGPTでSNS投稿を作る方法|Facebook・Instagram・Xの特徴と、読んでもらえる文章の作り方」です。
今度は、ブログとは違った短い文章で、情報を伝える方法を学びましょう。