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ChatGPTソラ先生と学ぶ!初心者のためのAI入門講座【第26回】ChatGPTでグラフを作る方法|棒グラフ・折れ線グラフ・円グラフの使い分けと実践練習

2026.04.17

こんにちは、ソラ先生です。

前回は、ChatGPTを使って見積書、売上管理表、在庫管理表などを作成する方法を学びました。

今回は、表に並んだ数字を、もっと分かりやすく伝えるための「グラフ作成」に挑戦しましょう。

「売上が増えているのか、減っているのか知りたい」

「どの商品がよく売れているのか比較したい」

「売上全体に占める商品の割合を見たい」

「会議で使える分かりやすいグラフを作りたい」

そんなとき、ChatGPTのデータ分析機能が役立ちます。

グラフは、数字をきれいに見せるためだけのものではありません。

伝えたいことに合わせて数字を整理し、見る人が正しく理解できるようにするための道具です。

今回は、具体的な売上データを使いながら、3種類のグラフを作ってみましょう。

1.ChatGPTではどんなグラフを作れるの?

ChatGPTには、ExcelやCSVなどのデータを読み込んで、グラフを作成する機能があります。

例えば、次のようなグラフです。

棒グラフ

商品別の売上や、部門ごとの生産数量などを比較するのに便利です。

折れ線グラフ

月別売上や、日ごとのアクセス数など、時間の経過による変化を確認するのに向いています。

円グラフ

売上全体に占める商品別の割合など、全体に対する構成比を示すときに役立ちます。

ほかにも、散布図やヒストグラムなど、さまざまな種類のグラフを作成できます。

ただし、すべてのグラフが同じように利用できるわけではありません。

ChatGPTでは画像として表示するグラフのほか、一部には操作できるインタラクティブなグラフもあります。

利用できる機能は、プランや環境によって異なります。

2.グラフを作る前に「何を知りたいか」を決めましょう

例えば、あるお店の売上データがあるとします。

同じデータを使う場合でも、知りたいことによって適したグラフが変わります。

「どの商品が最も売れているのか?」

この場合は、商品別に比較する棒グラフが便利です。

「毎月の売上は増えているのか?」

この場合は、時間の変化が分かる折れ線グラフが向いています。

「商品ごとの売上構成はどうなっているのか?」

この場合は、円グラフが候補になります。

大切なのは、最初からグラフの種類を決めることではありません。

まず、何を知りたいのかを考えることです。

ChatGPTには、

「このデータを分析したいです。何を知りたいかに合わせて、適切なグラフを提案してください」

と相談することもできます。

3.練習用の売上データを準備しましょう

今回は、架空の文房具店の月別売上データを使います。

次の表をExcelに入力してください。

月ノートボールペンファイル
1月20,000円30,000円10,000円
2月25,000円28,000円15,000円
3月30,000円35,000円20,000円
4月35,000円40,000円25,000円

入力できたら、「売上グラフ練習.xlsx」などの名前で保存しましょう。

今回のデータは、4か月間の売上の変化と、商品別の売上を比較できるようにしています。

まずは表の数字を確認してください。

この表を使って、3種類のグラフを作っていきます。

4.棒グラフを作って商品別売上を比較しよう

最初は棒グラフです。

今回のデータから、4か月間の商品別売上を合計すると、次のようになります。

商品名4か月間の売上合計
ノート110,000円
ボールペン133,000円
ファイル80,000円

この3つを比較するには、棒グラフが便利です。

ChatGPTでの操作方法

ステップ①

ChatGPTを開き、新しいチャットを作成します。

https://chatgpt.com

ステップ②

メッセージ入力欄の「+」などから、先ほど作成したExcelファイルを添付します。

ステップ③

次のように質問してください。

「添付したExcelの売上データを使い、商品ごとの4か月間の売上合計を計算してください。その結果を棒グラフにしてください。横軸は商品名、縦軸は売上金額(円)にしてください」

ステップ④

グラフが表示されたら、元のデータと比較します。

ボールペンが最も大きく、ファイルが最も小さく表示されているでしょうか。

数字とグラフが一致しているか確認しましょう。

5.折れ線グラフで売上の変化を調べよう

次は、時間の経過による変化を見る折れ線グラフです。

今回のデータを月別に合計すると、次のようになります。

月売上合計
1月60,000円
2月68,000円
3月85,000円
4月100,000円

1月から4月にかけて、売上が増加しています。

これを折れ線グラフにすると、売上がどのように変化したのかを視覚的に確認できます。

ChatGPTへの質問例

「このデータから月別の売上合計を計算し、1月から4月までの推移を折れ線グラフにしてください。横軸を月、縦軸を売上金額(円)にしてください」

グラフが完成したら、数字の変化を確認しましょう。

1月は60,000円、4月は100,000円です。

増加額は40,000円。

増加率は約66.7%です。

ただし、今回分かるのは、4か月間の売上が増えたという事実です。

売上が増えた理由までは、このデータだけでは判断できません。

例えば、広告の効果なのか、来店客数の増加なのか、商品の価格変更なのかは分かりません。

数字の変化と、その原因は分けて考える必要があります。

6.円グラフで売上構成比を見てみよう

次は円グラフです。

円グラフは、全体の中でそれぞれがどの程度の割合を占めているかを示すのに向いています。

今回の4か月間の売上合計は、

323,000円

です。

商品別の割合を計算すると、おおよそ次のようになります。

商品名売上合計構成比
ノート110,000円34.1%
ボールペン133,000円41.2%
ファイル80,000円24.8%

構成比は小数第1位まで四捨五入しているため、表示上の合計が100%と完全に一致しない場合があります。

ChatGPTへの質問例

「商品別の4か月間の売上構成比を計算し、円グラフにしてください。商品名と割合を表示してください」

完成したグラフでは、ボールペンが全体の約41%を占めていることが分かります。

ただし、商品数が多い場合や、割合の差が小さい場合は、円グラフより棒グラフの方が比較しやすいこともあります。

グラフの種類は、見る人に伝わりやすいものを選びましょう。

7.グラフの見た目を改善してみよう

ChatGPTで作成したグラフは、表示方法について追加の指示を出せます。

例えば、

「タイトルを『商品別売上比較』にしてください」

「縦軸に円の単位を表示してください」

「文字を読みやすい大きさにしてください」

「商品を売上金額の大きい順に並べてください」

といった依頼です。

グラフの色や表示形式を変更できる場合もあります。

ただし、見た目を整えるために、元の数値や集計条件が変わってしまわないように注意しましょう。

特に、会議資料やお客様向けの説明資料では、数字の正確性が重要です。

8.グラフの縦軸には注意しましょう

グラフを読むとき、意外と見落としやすいのが縦軸です。

例えば、ある商品の売上が100万円から110万円に増えたとします。

増加率は10%です。

ところが、縦軸を95万円から始めた棒グラフでは、110万円の棒が100万円の棒の3倍の高さになります。

このような表示では、実際の増加率以上に大きな変化があったように見えることがあります。

そのため、金額や数量を棒の長さで比較する通常の棒グラフでは、原則として数値軸を0から始めることをおすすめします。

一方、折れ線グラフでは、小さな変動を詳しく確認するために、縦軸の表示範囲を調整する場合もあります。

その際も、見る人に誤解を与えないよう、目盛りを明確にすることが重要です。

グラフは見せ方によって、同じ数字でも受け取る印象が変わります。

9.ChatGPTが作ったグラフを確認する方法

グラフが完成したら、次の4つを確認しましょう。

① 元の数字と一致しているか

売上金額や割合が正しいか確認します。

② 集計する範囲が正しいか

必要な月や商品が抜けていないか確認します。

③ グラフの種類は適切か

時間の変化を見たいのに、円グラフになっていないかなどを確認します。

④ 見る人に誤解を与えないか

軸の範囲、単位、タイトル、割合の表示などを確認します。

ChatGPTのデータ分析では、処理に使用した計算方法やコードを確認できる場合があります。

重要な分析では、

「このグラフを作るために、どのデータを使い、どのような計算をしましたか?」

と質問してみましょう。

AIが説明した内容についても、元のデータとの照合が必要です。

10.作成したグラフを保存する方法

ChatGPTで作成したグラフは、対応する画面から画像として保存できます。

グラフの右上付近にあるダウンロード操作を利用する方法があります。

OpenAIの公式案内では、グラフは通常PNG形式でダウンロードできます。

ただし、表示画面や保存方法は、利用環境によって異なる場合があります。

保存した画像は、WordやPowerPointなどの資料に貼り付けて利用できます。

また、対応しているグラフでは、静的な画像表示とインタラクティブな表示を切り替えられることもあります。

インタラクティブな表示が利用できる場合は、グラフを操作しながらデータを確認できます。

11.グラフが作れないときは?

グラフ作成がうまくいかない場合には、次の点を確認しましょう。

① Excelファイルを正しく読み取れているか

列名やデータ件数をChatGPTに確認してもらいます。

② 数字が文字列になっていないか

金額や数量が数値ではなく文字として保存されている場合、正しく集計できないことがあります。

③ 不要な空白行や複数の表が混在していないか

一つの表を整理してからアップロードすると、分析しやすくなります。

④ 集計条件が明確か

「商品別の売上合計」「月別の売上推移」など、知りたいことを具体的に伝えましょう。

⑤ 利用制限や対応機能を確認する

利用するプランや環境によって、データ分析機能に制限がある場合があります。

なお、思ったようなグラフが作れない場合は、Excelで直接グラフを作成する方法もあります。

ChatGPTにExcelの操作手順を教えてもらうこともできるため、一つの方法にこだわる必要はありません。

12.今日のミニレッスン

今回は、同じデータから3種類のグラフを作り、それぞれを比較します。

練習①:棒グラフ

「商品別の4か月間の売上合計を棒グラフにしてください」

練習②:折れ線グラフ

「1月から4月までの月別売上合計を折れ線グラフにしてください」

練習③:円グラフ

「商品別の売上構成比を円グラフにしてください」

練習④:グラフの意味を考える

3つのグラフができたら、次のように質問してみましょう。

「この3種類のグラフは、それぞれ何を比較するのに向いていますか?今回のデータを使って説明してください」

練習⑤:誤解を招く表現を確認する

最後に、

「これらのグラフで、数字の見せ方によって誤解を招く可能性がある部分を確認してください」

と依頼してみましょう。

これで今回の練習は完了です。

グラフを作るだけでなく、どう伝えるかまで考えてみてください。

ソラ先生からひとこと

グラフを作ること自体は、ChatGPTが手伝ってくれます。

しかし、グラフを使って何を伝えたいのかを考えることは、人間の大切な役割です。

売上が増えたことを伝えたいのか。

商品ごとの違いを比較したいのか。

全体の中で、どの商品が大きな割合を占めているのか。

目的によって、適したグラフは変わります。

また、数字が正しくても、見せ方によって相手に誤った印象を与えることがあります。

だからこそ、見た目の美しさだけでなく、正確さと分かりやすさを大切にしましょう。

AIにグラフを作ってもらうだけでなく、数字の意味を理解し、正しく伝える力を身につけること。

それが今回の授業で学んでほしいことです。

次回【第27回】は「ChatGPTでPowerPoint資料を作る方法|プレゼンの構成からスライド作成まで実践」です。

今度は、ChatGPTと一緒に人へ伝えるためのプレゼンテーション資料を作ってみましょう。

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