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小ロット加工では、数量に合わせた加工方法を考える

2016.03.28

ものづくりでは、同じ形状の部品でも、製作する数量によって適切な加工方法が変わることがあります。

一個だけ必要な場合と、十個、百個、千個と必要な場合では、加工に求められる条件が異なります。

特に小ロット加工では、品質、製作時間、加工費用のバランスを考えながら、製作方法を選ぶことが重要になります。

例えば、樹脂部品を十個製作する場合を考えてみます。

一個ずつ材料を固定して加工する方法もあれば、複数の部品をまとめて固定し、連続して加工する方法もあります。

ただし、複数個を同時に加工するためには、専用の治具や加工プログラムが必要になる場合があります。

治具を製作するための時間や費用が大きければ、十個という数量では、かえって一個ずつ加工した方が合理的なこともあります。

一方、同じ部品を継続して発注する予定がある場合には、初回の段階で治具や加工工程を整備することが、長期的な効率改善につながる可能性があります。

このように、小ロット加工では、単純に一個当たりの加工時間だけで方法を決めることはできません。

材料の大きさや形状によっても、加工方法は変わります。

板材から複数の部品を切り出す場合には、材料の取り方によって歩留まりが変わります。

棒材から加工する場合には、必要な長さや加工順序によって、材料の使用量や切削時間が変わります。

プラスチック加工では、材質ごとの変形や熱の影響にも注意が必要です。

薄い部品を複数個並べて加工する場合には、固定方法や加工中の変形を考慮しなければなりません。

株式会社アリスでは、小ロット加工を単に少ない数量の部品を製作する仕事とは考えていません。

必要な数量、要求される精度、使用目的、納期などの条件を理解し、それに適した製作方法を考えることが大切だと考えています。

研究開発用の部品であれば、今後設計変更が行われる可能性もあります。

そのような段階で大がかりな専用治具を製作することが、必ずしも適切とは限りません。

反対に、生産設備で継続的に使用する部品であれば、将来の追加製作を考えて加工方法を整えることにも意味があります。

小ロット加工では、製作数量が少ないからこそ、一つひとつの判断が費用や納期に影響します。

必要な数量に対して、どのような方法で製作することが最も合理的なのか。

その判断も、加工技術の重要な一部分です。

株式会社アリスは、数量の大小だけで仕事を判断するのではなく、お客様が必要としている部品を、目的に合った方法で実現することを大切にしています。

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