AIと一緒に仕事をする。その可能性と課題
2026年7月、ChatGPTを使い始めてから、さまざまなことを考えるようになりました。
最初は、何ができるのかを知るところからのスタートでした。
質問する。文章をつくる。知らないことを調べる。自分の考えを整理する。
使ってみると、便利だと感じることがある一方で、思いどおりに進まないこともあります。
AIが示した情報が間違っていることもあれば、こちらの意図とは違う内容が返ってくることもあります。
だからといって、AIが役に立たないとは考えていません。
むしろ、どのように使えば仕事に役立つのかを考えること自体に、新しい可能性を感じています。
例えば、ものづくりの技術的な問題について調べるときです。
材料の特徴や加工方法について、複数の情報を整理することができます。
そこから、確認するべき条件や、調べる必要のある資料が見えてくる場合があります。
しかし、その情報が実際の製品に適しているかどうかは、別の問題です。
材料メーカーの技術資料を確認したり、専門知識を持つ人に相談したりする必要があります。
場合によっては、実際に試して結果を確かめなければなりません。
また、会社のホームページについて考えるときには、文章や構成の案を比較することができます。
その一方で、どのような会社として伝えるのか、何を大切にするのかは、自分たちで考える必要があります。
AIが作成した文章が、(株)アリスの実際の仕事と違っていれば、修正しなければなりません。
新しい技術を使うことで、できることが増える。
しかし、その技術を使う人が考えなくてもよくなるわけではありません。
これは、これまで製造業で経験してきた技術の進歩とも似ています。
CAD/CAMやCNC工作機械が普及したことで、加工方法の選択肢は大きく広がりました。
それでも、材料の選定、加工方法の検討、品質の確認など、人が考える仕事は残っています。
むしろ、新しい技術によって、以前は難しかった仕事にも挑戦できるようになりました。
(株)アリスは、樹脂・金属・ゴムなど、自社加工と国内協力会社の技術を組み合わせながら、研究開発から生産現場までのものづくりに関わっています。
必要な技術や知識がなければ、それを持つ人や会社を探す。
知らないことに出会えば、調べ、考え、試してみる。
そうした仕事の進め方を大切にしてきました。
AIも、その中に加わった新しい道具の一つです。
これからAIがどのように進歩していくのか、すべてを予測することはできません。
しかし、新しい技術を知り、実際に試し、仕事に合った使い方を考えることはできます。
便利なところは活用する。
間違っているところは確認する。
分からないことは、分からないままにしない。
これからも人が考えることを大切にしながら、AIとの新しい仕事の進め方を探していきたいと思っています。