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材料選びから、ものづくりは始まっている

2016.02.04

同じ形の部品でも、どの材料でつくるかによって性能は大きく変わります。

プラスチックや樹脂には、多くの種類があります。

それぞれに特徴があり、得意なことも苦手なことも違います。

軽さ。

強度。

耐熱性。

耐薬品性。

絶縁性。

滑りやすさ。

透明性。

加工のしやすさ。

使用する環境によって、求められる性質は変わります。

研究開発用の試作品では、まず形を確認することが目的の場合もあります。

その場合は、加工しやすい材料を使って早く試してみるという考え方があります。

一方で、実際の使用環境を再現した試験をしたい場合には、最終製品と同じ材質が必要になることもあります。

生産設備の部品なら、摩耗しにくいことが重要になるかもしれません。

薬品を扱う設備なら、耐薬品性が必要になります。

電気関係の装置で使うなら、絶縁性が求められることがあります。

食品や医療、分析装置など、使われる分野によって必要な条件も違います。

だから材料選びは、価格や加工しやすさだけでは決められません。

何に使うのか。

どのくらいの温度で使うのか。

どんな薬品に触れるのか。

力がかかるのか。

どのくらいの期間使うのか。

こうした条件を整理していくことで、候補となる材料が見えてきます。

もちろん、一つの材料ですべての条件を満たせるとは限りません。

強度を優先すると加工性が下がる。

耐熱性を上げると材料費が上がる。

透明性が必要になると選択肢が限られる。

そうしたこともあります。

だからこそ、何を優先するのかを考える必要があります。

材料メーカーの資料を見る。

過去の加工経験を確認する。

必要なら材料メーカーに相談する。

実際に試してみる。

分からないことをそのままにせず、一つずつ確認していきます。

(株)アリスでは、加工機に材料を載せたところから仕事が始まるとは考えていません。

どの材料を選ぶか。

その材料が、本当に用途に合っているのか。

そこを考えるところから、すでにものづくりは始まっています。

良い部品をつくるためには、良い加工だけでは足りません。

その仕事に合った材料を選ぶことも、大切な技術です。

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