支配するという選択をしなければ、戦争は起きなかったのか
2014.09.15
別々の国がある。
それだけなら戦争する必要はありません。
交易すればいい。
婚姻すればいい。
技術を交換すればいい。
祭りの時に集まってもいい。
外から大きな危険が来た時だけ、一緒に守ってもいい。
実際、人間社会には昔からそういう結び付きがあります。
独立したまま協力する。
これは何も珍しいことではありません。
では、なぜ戦争になるのでしょう。
一つの答えは単純です。
誰かが、
「相手を従わせたい」
と思った時です。
土地が欲しい。
港が欲しい。
水路を押さえたい。
食料が欲しい。
人を兵にしたい。
税を取りたい。
自分の一族の力をもっと大きくしたい。
その時、共存ではなく支配という選択が生まれます。
だから「国を一つにするためには戦争が必要だった」と考える必要はありません。
一つになる方法は、征服だけではない。
連合でもいい。
同盟でもいい。
地域ごとの自治を残してもいい。
それでも支配を選んだのなら、それは避けられない運命ではなく、人間が選んだ方法です。
長髄彦の土地も、アテルイやモレの土地も、「誰かに統一してもらわなければ暮らせない土地」だったわけではありません。
そこにはすでに人が暮らしていた。
共同体があった。
祭祀があった。
食料を得る仕組みがあった。
その土地へ外から支配しようとする勢力が入った。
だから戦いになった。
戦争が必要だったのではなく、支配を選んだから戦争になった。
この順番は、間違えない方がいいと思います。
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