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神社は、ご先祖さまと一緒に宴をする場所だったのか

2014.09.13

神様への供物には、食べ物や酒があります。

なぜでしょう。

神様は本当に米を食べるのでしょうか。

酒を飲むのでしょうか。

もちろん、そういう話ではありません。

私は、もっと人間的な意味があったのではないかと思います。

今年取れた米。

今年取れた魚。

今年できた酒。

それを最初に神や祖先へ見せる。

「今年もこれだけ取れました」

「みんな無事でした」

そう報告する。

そして、その後で皆が同じものを食べる。

もしそうなら、供物と宴は別々ではありません。

死んだ人と生きている人が、一緒に同じ食卓を囲むような感覚です。

家族の墓参りでも、亡くなった人の好きだった酒や食べ物を持っていくことがあります。

それとそれほど違わないのかもしれません。

大きな宗教理論などなくてもいい。

ご先祖さまも一緒にどうぞ。

そのくらい素朴な感覚です。

私は神社の原点を考えると、こういう景色が一番自然に浮かびます。

火がある。

食べ物がある。

酒がある。

歌がある。

子どもの声がする。

祖先の墓や森が近くにある。

そして皆で今年一年を喜ぶ。

そこへ何百年、何千年という時間が重なり、現在の神社になった。

もしそうなら、神社は静かに頭を下げる場所だけではありません。

生きている人と、死んだ人と、自然が一緒にいる場所だったのかもしれません。

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