東大阪の研究開発現場から生産現場までの「ものづくり」なら【株式会社アリス】試作サンプル、切削加工、精密部品加工、可視化部品製作、透明化処理、現物からの製作、単品OK

神社は、土地の記憶を保存する装置なのか

2014.06.11

神社は、宗教施設です。

でも古い神社を追っていると、それだけでは説明しきれないものがあります。

地名が残る。

祭りが残る。

古墳が残る。

祠が残る。

変わった像が残る。

供物の習慣が残る。

宮司家や氏子に伝承が残る。

それらが全部、同じ場所に重なることがあります。

私は神社を見ていると、時々「土地の記憶を保存する装置」に見えてきます。

記録は失われます。

木の建物も焼けます。

政治制度も変わります。

でも、「ここは大切な場所だ」という感覚だけは残る。

次の時代の人も祀る。

祭神の名前が変わっても祀る。

理由が分からなくなっても祀る。

その繰り返しで、何百年も記憶が残ります。

だから古い神社には、今の由緒より古い層が隠れていることがあります。

重要なのは、「神社が真実を教えてくれる」ということではありません。

神社に残る形や行為が、消えた歴史を考える手がかりになるということです。

何を祀っているか。

なぜそこにあるか。

誰が守っているか。

周囲に何が残っているか。

それを一つずつ重ねる。

すると、神社の向こうにその土地で暮らした人間が見えてきます。

結局、見たいのは神様だけではありません。

その神様を祀った人たちです。

                 一覧へ戻る
アリスの仕事に対する想いを見る オリジナルサンプル制作