東大阪の研究開発現場から生産現場までの「ものづくり」なら【株式会社アリス】試作サンプル、切削加工、精密部品加工、可視化部品製作、透明化処理、現物からの製作、単品OK

「飛騨王国」は、本当にあったのか

2014.02.24

「飛騨王国」という言葉にはロマンがあります。

山に囲まれた飛騨。

独特の文化。

優れた木工技術。

中央とは違う世界。

では、本当に独立した「飛騨王国」が存在したのでしょうか。

ここは慎重に考えたいところです。

現在確認できる資料から、「飛騨王国」という独立国家の存在をそのまま証明することはできません。

しかし、飛騨が非常に特徴的な地域だったことは確かです。

岐阜県史には、大化以前の濃飛地方について「小国の成立」「中央への服属過程」という項目があります。

つまり最初から中央国家の一地方として始まった、という単純な歴史ではありません。

さらに律令時代の飛騨は、特別な扱いを受けました。

飛騨国は調・庸を免除される代わりに、「匠丁」と呼ばれる木工技術者を都へ送りました。

国税庁の解説にも、この制度が残されています。

山深い土地から、

一年もの任期で都へ向かった職人たち。

巨大な寺院や宮殿を造る現場で、

飛騨の男たちが木を刻んでいた。

そう考えると面白いものです。

「王国」という名前を無理につけなくてもいい。

飛騨には飛騨の社会があり、

文化があり、

高い技術があり、

中央から見ても無視できない人々がいた。

歴史のロマンは、

証拠を越えて話を大きくしなくても、

残っている事実の中に十分眠っています。

                 一覧へ戻る
アリスの仕事に対する想いを見る オリジナルサンプル制作