江戸時代は、日本の共同体がもう一度前に出た時代だった
2013.09.29
江戸時代には、将軍がいる。
大名がいる。
身分制度もある。
だから政治の形だけを見れば、縄文時代とはまったく違います。
でも普通の人たちの暮らしを見ると、不思議なことがあります。
村や町では、地域のつながりがとても強かった。
水路を一緒に管理する。
道を直す。
火事になればみんなで消す。
祭りをする。
子どもを見守る。
困っている家があれば助ける。
つまり上には支配の仕組みがあっても、
生活の下の部分では、共同体で生きる日本が残っていた。
私は、江戸時代はそこが面白いと思っています。
長い戦乱が終わり、社会の中心が戦いから暮らしへ戻った。
すると日本人が昔から持っていた共同体の感覚が、もう一度前へ出てきた。
一人で生きるのではない。
一つの家だけで生きるのでもない。
地域で生きる。
役割を分ける。
助け合う。
子どもをみんなで育てる。
自然と付き合う。
祭りを続ける。
私は、江戸時代を
日本が本来持っていた暮らし方を、もう一度強く表した時代
として見ることができると思っています。
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