縄文人は、一人の強いリーダーに従っていたのではなかった
2013.09.11
大昔の集落を見る時、私たちはつい「誰が一番偉かったのか」を探します。
でも縄文の暮らしでは、それほど単純ではありませんでした。
狩りをする時に頼られる人。
山へ入れば植物に詳しい人。
海へ出れば潮や魚を知っている人。
土器なら土器が上手な人。
祭りなら祭りを仕切れる人。
場面が変われば、中心になる人も変わった。
つまり、一人の王様が何でも決めていたのではない。
必要な時に、必要な人が前へ出る社会だった。
これはかなり合理的です。
狩りを知らない人が狩りを指揮しても仕方がない。
水を知らない人が水路を決めても困る。
知っている人に任せる。
終われば、また普通の仲間に戻る。
そんな社会では、権力を持つことより、仲間から信頼されることの方が大切だった。
だから古い日本の共同体は、
支配する組織ではなく、力を持ち寄るチームだった。
私はそう考えています。
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