日本の「和」は、同じになることではなかった
2013.09.12
「和」というと、全員が同じ意見になることだと思われがちです。
でも、日本の古い共同体の「和」は違いました。
山で暮らす人。
海で暮らす人。
農耕をする人。
狩りをする人。
外から来た人。
昔からその土地にいる人。
男性。
女性。
みんな違う。
違ったままで、一緒に暮らす。
それが「和」だった。
同じ宗教に統一する必要もない。
同じ技術を持つ必要もない。
同じ神様を祀る必要もない。
必要なところでつながればいい。
だから日本では、新しい文化が入ってきても、古い文化を全部消さなかった。
混ぜた。
残した。
変えた。
そして自分たちの暮らしに合わせた。
これは、私たちが考えてきた「やまたい」から「やまと」への流れにもつながります。
たくさんの集団が集まり、大きな連合になる。
そして少しずつ、一緒に暮らす社会になる。
大和。
大きく和する。
日本という国の土台には、最初から「同じになる」のではなく、
違う人間が、それぞれの強みを持ったまま一緒に生きる
という考え方があったのだと思います。
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