PBTを200個製作するなら切削か試作金型か
2026.04.20
PBT部品を200個製作したい。
その場合、200個すべてを切削加工するのか、試作金型を製作して射出成形するのか。
(株)アリスでは、数量だけで判断することはありません。
答えを大きく左右するのが製品形状です。
例えば、肉厚が非常に大きい部品では、射出成形時にヒケやボイド、冷却時間などの問題が発生する可能性があります。
成形用に大きく形状を変更できないのであれば、ブロック材から切削した方が合理的な場合があります。
加工形状が比較的単純なら、200個程度でも切削加工の方が総費用を抑えられるケースがあります。
反対に、設計を薄肉化でき、射出成形に適した形状へ変更できる場合は話が変わります。
最初に簡易金型や試作金型の費用は必要になりますが、成形が始まれば1個ずつ機械で削る必要がありません。
数量がまとまるほど、1個あたりの製作費を下げられる可能性があります。
さらに、200個で終了なのか、その後500個、1,000個と数量が増える可能性があるのかも重要です。
継続生産が見込まれるなら、早めに成形へ切り替える意味が大きくなります。
一方、まだ設計変更の可能性が高ければ、金型を製作するタイミングを遅らせた方が安全です。
切削加工と射出成形の境界は、単純な数量表では決まりません。
形状、肉厚、金型構造、設計変更、将来数量まで確認して初めて判断できます。
製作方法を比較して、お客様にとって有利な方法を選ぶことも(株)アリスが大切にしている技術判断です。
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