複雑な仕事ほど、シンプルに考える。
ものづくりを続けていると、仕事を複雑に考え過ぎてしまうことがあります。
機能を増やす。
工程を増やす。
確認項目を増やす。
説明を増やす。
もちろん、必要だから増えるものもあります。
でも、増やせば増やすほど良くなるわけではありません。
むしろ、複雑になり過ぎることで、本当に大切なことが見えにくくなることがあります。
(株)アリスでは、そんなときほど、
「この仕事で一番大切なことは何か。」
を考えます。
例えば、加工工程が複雑になっているなら、本当にその順番が必要なのかを見直す。
手加工で難しく見える作業なら、一つひとつの動きに分けて考える。
確認事項が増えているなら、どこで確認すれば一番効果があるのかを整理する。
問題が起きたときも、いきなり大きな対策を考えるのではなく、
「何が原因なのか。」
を一つずつ確認します。
複雑な仕事を、そのまま複雑に扱わない。
分けて考える。
余計なものを減らす。
必要なものだけを残す。
そうすることで、仕事は理解しやすくなり、同じ結果を出しやすくなります。
これは、磨きやバリ取りなどの手加工でも同じです。
一見すると、経験のある人にしかできないように見える作業でも、
どの道具を使うのか。
どの順番で進めるのか。
どこまで行えばいいのか。
何に注意するのか。
一つずつ分けて考えることで、覚えやすい仕事に変えることができます。
仕事を教えるときも同じです。
最初から全部を説明するのではなく、まず一つ覚える。
できるようになったら、次へ進む。
その方が、教わる側も理解しやすくなります。
シンプルにするということは、簡単に考えることではありません。
むしろ、何が必要で、何が必要でないのかを見極めることです。
そのためには、仕事の目的を理解していなければできません。
(株)アリスは、研究開発から生産現場までのものづくりに関わる中で、さまざまな課題に向き合ってきました。
経験を重ねるほど分かるのは、難しい言葉や複雑な方法を増やすことより、
「本当に必要なことは何か。」
を見つけることの方が大切だということです。
必要な工程は残す。
不要な工程は減らす。
複雑な作業は分ける。
分かりにくいことは、できるだけ分かりやすくする。
(株)アリスが大切にしている「シンプル・イズ・ベスト」とは、そういう仕事の進め方です。
複雑な仕事ほど、一つずつ整理する。
そして、本当に必要なことを確実に行う。
その積み重ねが、安定した品質と仕事のしやすさにつながります。