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「何もできない人」は、いないと思っています。

2026.07.15

仕事をしていると、自分と周囲を比べてしまうことがあります。

あの人は機械加工の経験が長い。

あの人は仕事を覚えるのが早い。

あの人は人と話すのが上手い。

それに比べて、自分には何ができるのだろう。

そう感じることもあると思います。

私は、何もできない人というのはいないと思っています。

できることの種類や、できるようになるまでの時間が違うだけです。

例えば、営業事務では、話すことが得意な人だけが向いているわけではありません。

相手の話を丁寧に聞く人。

間違いがないように確認する人。

予定や情報をきちんと整理できる人。

人が困らないよう、少し先を考えられる人。

そうした力も仕事では大切です。

仕上げや検査でも、速く作業できることだけが能力ではありません。

一つの製品へ落ち着いて向き合える。

小さな傷や違和感に気づける。

決められたことを丁寧に続けられる。

分からなければ、そのまま進めず確認できる。

こうした特徴が品質を守る力になります。

CAD/CAMや機械加工の経験者にも、それぞれ違った強みがあります。

複雑な形状の加工が得意な人。

段取りを考えることが得意な人。

工具や加工条件について経験が豊富な人。

問題が起きたときに、冷静に原因を探せる人。

すべてを一人で得意になる必要はありません。

会社は、違う力を持つ人が集まって仕事をする場所です。

誰かが前へ進める。

誰かが確認する。

誰かが仕上げる。

誰かが情報を整理する。

誰かが困っている人を支える。

それぞれの仕事がつながって、一つのお客様の仕事になります。

もちろん、最初から自分の強みが分かっている人ばかりではありません。

仕事を始めて、いろいろなことを経験する中で、「自分はこういうことが得意なのかもしれない」と気づくこともあります。

だからこそ、最初に「自分には何もできない」と決めてしまう必要はないと思います。

まず、今できる仕事を一つ丁寧に行う。

次に、もう一つ覚える。

困ったときには相談する。

人の役に立てた経験を、一つずつ増やしていく。

その中から、自分の役割は見えてきます。

(株)アリスでは、人の価値を、最初から持っている技術だけで判断したいとは考えていません。

今できることへ真面目に向き合い、少しずつできることを増やしていく。

そして、自分なりの形で周囲やお客様の役に立つ。

誰にでも、その人だからできる貢献があると考えています。

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