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自由に働くということは、自分で決めること。

2026.06.12

私は昔から、細かいルールや過度な束縛が少し苦手でした。

もちろん、仕事を進めるために必要な決めごとや、相手への礼儀、品質や安全を守るためのルールは大切です。

しかし、何のために行っているのか分からない会議や、社内へ向けたパフォーマンスのような仕事には、どうしても違和感がありました。

会社員時代には、「長い物には巻かれろ」「営業は社内営業が大切だ」と言われることもありました。

組織の中で円滑に仕事を進めるためには、社内の関係づくりも必要です。

ただ、私は営業の本来の役割は、お客様の課題を理解し、役に立つ提案を行い、その結果として売上や利益を生み出すことだと考えていました。

そのため、まず現場を見る。

お客様の話を聞く。

何に困っているのかを理解する。

自分なりに考え、必要な提案と行動を積み重ねる。

その姿勢で仕事へ向き合ってきました。

周囲と同じ行動を選ばなかったことで、「わがまま」と受け取られたり、組織の中で孤立したりしたこともあります。

それでも、自分の考えだけを主張するのではなく、仕事の結果によって責任を示すことを意識しました。

営業計画を達成する。

お客様との関係を深める。

次の仕事へつながる提案を行う。

結果を積み重ねることで、少しずつ任される範囲が広がっていきました。

細かな指示が減り、行動や判断を任される。

それは、とても自由に見える働き方でした。

しかし、自由になればなるほど、自分で決めなければならないことも増えていきます。

どのお客様に、どのような提案をするのか。

どの分野へ時間や力を使うのか。

問題が起きたとき、どのように対応するのか。

結果が出なかったとき、何を見直すのか。

誰かの指示に従っていれば、判断の責任を相手へ預けることもできます。

自由な環境では、判断した結果も自分で引き受けなければなりません。

だからこそ、自由とは好き勝手に行動することではなく、自分で考え、決断し、その結果に責任を持つことだと感じています。

(株)アリスのものづくりでも同じです。

研究開発から生産現場まで、案件ごとに材料や形状、必要な精度、納期が異なります。

決められた方法をそのまま繰り返すだけでは対応できないため、現場では自分たちで考え、判断する場面が多くあります。

自由な発想で挑戦する。

必要なときには周囲へ相談する。

決めた方法を実行し、結果を確認する。

うまくいかなければ、原因を整理して次へ活かす。

自由と責任の両方を受け止めることで、人も会社も少しずつ成長していくのだと考えています。

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