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見て、真似て、繰り返すことで技術は身につく。

2026.05.22

初めて手加工を行う人に、説明だけでバリ取りの方法を伝えることは簡単ではありません。

工具を当てる角度。

刃先を動かす方向。

製品を持つ位置。

材料に加える力の強さ。

言葉で説明できることもありますが、実際の動きを見たほうが理解しやすい部分も多くあります。

そのため(株)アリスでは、未経験の人に手加工を教えるとき、まず見本を見てもらうところから始めます。

最初は練習用のサンプルを使います。

担当者が実際にバリを取り、どの部分を見て、どのように工具を動かしているのかを確認してもらいます。

その後、分からなかったことや不安に感じたことを質問してもらい、同じ作業を実際に行ってもらいます。

形状や材質によっては、一度のお手本でできる場合もあります。

その場合は、時間を決めて一人で練習し、同じ仕上がりを繰り返しつくれるかを確認します。

一度できたことと、安定してできることは同じではないからです。

うまくできなかった場合も、すぐに向いていないと判断することはありません。

どこで工具が引っ掛かったのか。

なぜ必要以上に削ってしまったのか。

製品を持つ位置や刃物の方向に問題はなかったか。

難しかった部分を一緒に確認し、方法を少し変えて、もう一度取り組みます。

手加工を身につけるためには、繰り返し行うことが欠かせません。

同じ動作を何度も経験することで、工具の扱い方や力加減が少しずつ分かるようになります。

ただ回数を重ねるだけでなく、前回との違いを確認しながら練習することで、経験が技術へ変わっていきます。

サンプルで安定してバリを取れるようになれば、実際の製品へ進みます。

本番でも、最初に作業のお手本を見てもらいます。

製品ごとに注意すべき箇所や、仕上げてはいけない部分、確認する基準を共有したうえで、作業を始めます。

教わった方法をそのまま真似る段階から、少しずつ材料や形状の違いを考えられるようになる。

さらに経験を積めば、自分で適した工具や進め方を判断できるようになります。

(株)アリスでは、未経験であることを問題とは考えていません。

最初から上手にできることよりも、見本をよく見て、分からないことを質問し、何度も繰り返して身につけようとする姿勢を大切にしています。

見て覚える。

実際に試す。

結果を確認し、もう一度取り組む。

その地道な積み重ねが、製品を安心して任せられる技術へ育っていきます。

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