自分の成果より、チームの目的から考える。
仕事では、自分がどれだけ頑張ったか、どのような成果を出したかも大切です。
しかし、複数の人や会社が関わる取り組みでは、個人や一社だけの成果を優先すると、全体として良い結果にならないことがあります。
自分の担当を目立たせることに意識が向く。
自社に関係する部分だけを優先する。
ほかの役割とのつながりを考えずに動く。
そのような状態では、それぞれが努力していても、チーム全体の流れはまとまりません。
(株)アリスでは、チームで取り組む仕事ほど、まず全体の目的を理解することが必要だと考えています。
今回の展示会も、(株)アリス単独の活動ではありません。
「オール大阪+大阪府」という合同チームの中で、それぞれの企業や組織が役割を持ち、一つの目的へ向かう取り組みです。
大切なのは、自社だけが多くの注目を集めることではありません。
来場された方に大阪のものづくりへ関心を持っていただく。
各社の技術や特徴を知っていただく。
相談内容に応じて、適した企業や技術へつなげる。
チーム全体として、新しい出会いや可能性を生み出すことです。
その中で(株)アリスには、開発試作という分野から関心を引き出す役割があります。
新しい発想を形にした試作サンプル。
加工方法や材料の特徴が伝わる展示。
研究開発や製品開発の担当者が、「これはどうやってつくったのだろう」と感じるもの。
そうした展示を通じて、まず足を止めていただくきっかけをつくります。
しかし、関心を持ってくださった方のすべての課題を、(株)アリスだけで解決する必要はありません。
相談内容によっては、別の企業が持つ専門技術のほうが適している場合があります。
そのときは、合同チームの中で情報をつなぎ、全体としてお客様へ価値を提供することが重要です。
これは、普段のものづくりにも通じます。
自社加工を優先するのではなく、お客様の目的に適した材料や工法を選ぶ。
必要に応じて、専門技術を持つ国内の協力会社と連携する。
一社で完結させることよりも、品質、コスト、納期のバランスを考え、良い結果をつくることを優先する。
それが、製造パートナーとしての役割だと考えています。
チームの成果を優先することは、自社の存在を小さくすることではありません。
自分たちの得意分野を理解し、その力が最も活きる場所で責任を果たすことです。
(株)アリスでは、合同チームの目的や流れを踏まえながら、開発試作の領域で自社にできる貢献へ集中していきます。
一社だけで目立つことより、それぞれの強みがつながり、全体として良い成果を生み出すこと。
その考え方を大切にしながら、ものづくりの新しいご縁を育てていきたいと考えています。